僕たちにデスゲームが必要な理由

発売日 : 2020/07/18
衝撃と感動の問題作、第26回電撃小説大賞「隠し玉」デビュー!
生きづらさを抱える水森陽向は、真夜中、不思議な声に呼ばれ、辿りついた夜の公園で、衝撃の光景に目を見張る――そこでは十代の子ども達が、壮絶な殺し合いを繰り広げていた。
夜の公園では、殺されても生き返ること。ここに集まるのは、現実世界に馴染めない子ども達であることを、陽向は知る。夜の公園とは。彼らはなぜ殺し合うのか。
殺し合いを通し、陽向はやがて、彼らの悩みと葛藤、そして自分の心の闇をあぶりだしていく――。

「生きること」を問いかける衝撃の青春小説に、佐野徹夜、松村涼哉、大絶賛!!
衝撃と感動の問題作、第26回電撃小説大賞「隠し玉」デビュー。

●大推薦の声!!●
「研ぎ澄まされた、直球の青春小説。殺し合いの中で、少年少女は胸に秘めた苦悩と葛藤と相対する。ぶつかり合うことを忘れた人々へ。僕たちにはこの物語が必要だ」――松村涼哉(『15歳のテロリスト』著者)
「多くの人にとってこれは、全く見たことのない刺激的で残酷な場所だ。でもある種の人にとっては、初めて見るはずなのに、かつて何度も訪れたことがある場所のように感じられる。だからそういう人は、この本を読むと不思議な感覚に襲われることになる。自分もかつて、ここで誰かと夜な夜な会っていた気がしてくるから不思議だ。ただ、きっとどんな人が読んでも、この壊れ方は気持ち良く感じられると思う。この作品の壊れ方が、僕は好きです」――佐野徹夜(『君は月夜に光り輝く』著者)

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みんなのレビュー

  • hundredpink
    2020/10/29
    わかったようなわからんような。
  • 坂城 弥生
    2021/10/28
    中高生の生きずらさが描かれた作品でした。
  • 真鍋
    2020/09/01
    複雑化していく世の中、こどもたちの悩み、大人になる、鬱屈、閉塞感、溜まり場、吐き出せる居場所を。描写力の高さからか読んでいて心地よかったです。
  • 白雪ちょこ
    2023/05/14
    ミステリーでもあり、アクションでもあり、SFでもある。 バトルシーン多めな、シリアス小説だった。ファンタジー要素も満載で、能力だったり、殺し合いのシーンはちょいグロ。 主人公達それぞれの悩みについては、リアルさが追求されており、家族や生き方についての、若者の悩みがうまく表現されていた。 最終的に良い方向へと進み、前向きな感じの終わり方も良かった。 そして、作中に出てくるオリジナル漫画の題名も重要ヒントになっている。 最後にそれが全て回収されているところも、作者の才能を感じた。
  • よっしー
    2022/05/12
    ネタバレあり
    タイトルからバトロワ系の話かと思っていたのですが、全然違っていました。現実世界で色々な問題を抱えた子ども達が夜の公園に導かれ、そこで闘いを通して自分と向き合うお話…なのかな? 自分と向き合うのは大人であっても難しい物ですが、その思いを孤独に抱え込まずに済む場所があるのは羨ましいです。解決策が見つかり、公園から卒業していった皆は記憶を無くす様ですが…次の悩みにぶつかった時はどうなるのか、少し気になりました。