終奏のリフレイン

発売日 : 2017/03/10
歯車仕掛けの世界で奏でる、スチームパンク・ファンタジー!
「重力子」を操る特殊なオルゴールと、その粋である人型機械「歌唱人形(オルドール)」が一般化し、ついに「電気離れ」を果たした世界。
“機械しか愛せない”壊れた少年技師・タスクがある日、出会ったのは――。
「わたしは、ガラテア・シスターズNo.VII/リフレイン。今このときより、貴方の『花嫁』です」
歌唱人形技術、その始まりとなったオーパーツそのものだと主張する、美しき歌唱人形リフレイン。それを巡って事態は動き出す。追う者、追われる者、そして、恋をする者――。
“人間に近づきすぎた歌唱人形”と“機械しか愛せない少年”。ヒトでなしの人間と、モノでなしの人形の織りなす恋が、やがて世界を変えてゆく――!?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 715円(本体650円+税)
  • ISBN: 9784048927529

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みんなのレビュー

  • まりも
    2017/03/11
    「重力子」を操る特殊なオルゴールと、その粋である人型機械「歌唱人形」が一般化した世界を舞台にしたファンタジー物語。うん、面白い。細部までガッツリ丁寧に作り込まれた設定と、ボーイミーツガールが融合した作者さんにしか出せない魅力的な物語になっていました。"人間に近づきすぎた"歌唱人形と"機械しか愛せない"人間。そんな二人が心を通わせ、大団円へと導く王道展開は最高に熱くて面白かったです。キャラクターも魅力的。トロション系有能ポンコツヒロインとか、本当にいい仕事してますわ。これは是非ともシリーズ化して欲しい。
  • すい
    2017/05/19
    重力子技術が発展し、相性の問題で電気離れが進んだ世界。歌唱人形なるものが一般に浸透している世で、機械しか愛せない技師の卵タスクは、ある日始まりの歌唱人形とも呼べるガラテアの娘の一機と邂逅を果たす。 面白かった。やや設定語りが多く、登場したそれらが物語の面白さに必ずしも繋がっていないのがやや辛いが、お話自体は面白かった。トロションハイポンコツことリフレインがとにかく可愛かった。主人公の歪みこそがヒロインを救い、ヒロインの異質さこそが主人公を満たすという関係性も好き。歪みと現実の折り合いをつけたのもよかった
  • 中性色
    2017/03/28
    トロションは必須なのだろうか。キャラクターの魅力は確かだけど、まだ世界観などについては今後といった感じになっているのかな。あと話の動かし方としては必要なんだろうけど、やけに場馴れしてる主人公とか。しかし、ラブコメ面では一強状態だから、ここから発展でもあるのだろうか。個人的にはミーネが好み
  • 異世界西郷さん
    2017/09/18
    歌唱人形といわれる機械が普及した世界を舞台に、機械しか愛せない少年・タスクと自らを歌唱人形の始まりの1機だと称する少女・リフレインの出会いを描く第1巻。著者の作品を読むのは『ミス・ファーブル』以来2作目。近未来を描きながらどことなくアンティークな雰囲気を感じさせる世界観が好きです。リフレインがポンコツ可愛い。最後も、ナチの残党やスフィアの謎など話が大きくなって今後どうなってくるのか。この作品を単巻で終わらせるのは非常に勿体ないと思います。是非とも話の続きをよみたいです。
  • ヱロ本Gメン
    2017/03/22
    面白かった。ミス・ファーブル続編を書けない事情による代替品の側面はあるだろうが、そんな下衆勘ぐりを取っ払うギミックの嵐に呑み込まれた。しかし人物造形に納得いかない。作中会話的に言えばテンプレ過ぎて独自性、意外性が無い。またラノベ的というより少年漫画的なサービスシーンの「どう?いいでしょ?」的な見え透いた媚が気になる。全体的に作為が上回り物語自体が勝手に語り出すかのような躍動感に欠ける。(続く)