後宮の木蘭
発売日 :
2020/09/24
姉を探しに後宮へ――そこで会ったのは音信不通の許嫁だった
名門武家の娘・黎木蘭(れいもくらん)は、後宮で姿を消した姉を探すために宮女になる。そこでは様々な恐ろしい噂が飛び交っていた。ある日、身に覚えのない罪で罰を受けた帰り、黒い官服をまとった美貌の男と出会う。彼の足下には、首と胴が切断された死体があった。「殺される」と思った木蘭は、大急ぎで自室に戻る。しかし死体に見えたものは、西からきたとある怪物だと知る。実は後宮には秘密があり、黒衣の男は11年ぶりに再会した許婚・劉覇(りゅうは)で――。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784041099612
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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よっち2020/11/0943父と兄を謎の獣に殺され、後宮で姿を消した姉を探すために宮女になった名門武家の娘・黎木蘭。様々な恐ろしい噂が飛び交う中、黒い官服をまとう許婚・劉覇と11年ぶりに再会する中華風ファンタジー。西からきたとある怪物に支配されつつある後宮を舞台に、姉の行方を探し求める無鉄砲気味な木蘭と、冷たい態度を取りながら彼女を気にかける劉覇。わりとさくさく進んでいく展開の中で、うじゃうじゃ敵がいるのに突っ込もうとする木蘭はよく最後までたどり着けたなとも思いましたけど、この二人の結末は一応ハッピーエンドだったんでしょうか...。
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らび2020/10/1531テーマは面白かった。ただ、ストーリー的にご都合が多いですね。皇宮がキョンシーにあれだけ支配されているのも変だし退治する機会はいくらでもある(日があるうちとか)なにもわざわざ夜にとか強敵にしずぎた感が否めません。なのにあっさりか・・?皇后にあれだけ力があるならもっと早くどうにでもできましたよね・・。
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MATSU2023/06/1028ネタバレあり初読みの作家さんです。後宮物なので以前購入。う~ん、キョンシーかぁ~。後ろの解説読んでから購入すれば良かったかなぁ。そしてずっと積読で温め過ぎましたね。飛ばし気味に読んだからなのか、話の場面が急に変わったと感じる所が多々。主人公の木蘭もいい子だし、劉覇もいいんだけど、劉覇がキョンシーになりきってない点とか微妙過ぎな気がしました。ちょっとこのシリーズはもういいかな。ただ、違うシリーズのこの方の本が積読であるので、そちらは期間を開けてから読もうと思います。
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黒ごま2020/10/0524ネタバレあり中華ゴシックファンタジーということで。皇宮に蔓延るキョンシーをイケメン皇子殿下がなんとかする話。武家の娘の木蘭、姉を探しに潜入した後宮で何年も音信不通となっていた許婚の劉覇と再会。度胸があるのはいいが毎度ノープランで危険に飛び込もうとする向こう見ずな木蘭、危険なことにも自分の事情にも木蘭を巻き込みたくないのに心が揺れて劉覇さまも大変。勢いあって面白かったんだけど何だったんだという感じもありうーん……。木蘭の肌に迷う劉覇さまの躊躇いが美味しかったことは確か。表紙ねぎしきょうこ先生。素敵。
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もと2024/03/2422ネタバレあり☆☆☆☆☆ 【KU】後宮に殭屍(キョンシー)出没だなんてワクワクする設定。面白い、本当に面白いんだけど、如何せん文体が合わないのよ。文体が平坦というか素っ気ない。何事につけても唐突に話しが進んでいくので置いてけぼりなんだよね。好みの設定なだけに悩んだけど、合わないので止めちゃいます。1-3巻までKUで読めるのに残念。
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