Missing 2 呪いの物語

発売日 : 2020/09/25
私の血の中にいるのは誰? 傑作ホラー第2弾。新装版書き下ろし掌編付き。
――現代にも「呪い」は生きている。
 ある日、木戸野亜紀に送られてきた1枚の奇妙なFAX。
 アルファベットと十字架が滅茶苦茶に書き殴られたそれが引き金となり、彼女の周囲に恐ろしき怪異が降りかかる。
 腐る指先、蛆の湧き出る血液、姿の見えない獣達の追跡、失踪していく生徒達。
 この呪いの正体とは? 果たして空目恭一は亜紀を救うことができるのか――。
 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第2弾。
 新装版限定書き下ろし掌編付き。

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みんなのレビュー

  • 黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
    2021/03/16
    ネタバレあり
    シリーズ第2弾。前巻は〝神隠し〟でしたが今回は不幸の手紙やチェーンメールといった類の感染する呪い。FAXを用いた呪いの着眼点が面白く、最後の将来的な恐怖を思わせるオチもいい。また、前巻と比べると死が迫る恐怖感(実際に死亡者あり)、そして獣と蛆が撒き散らす名状し難い腐敗のグロさが格段にグレードアップしており、正直なところ今回の物語での特異点となった亜紀の状態が悲惨だったので死ネタになるのかとハラハラでした。日本版のメンインブラック連中の得体が知れない恐怖、悪魔が相手でも屈しない魔王様の魅力も面白かった✨
  • 白火
    2020/11/02
    シリーズ随一のお気に入りの話も無事新装版発売有難うございます。題材がFAXなためか一巻と比べてもかなり大幅な加筆修正が加わって現代ナイズされている他、細かい部分もかなり書き直しがされていることが読んでいてよくわかる(どれだけ読みこんでいたのかという話でもある…)。犯人の彼が食い殺される場面も少しエグみが増した気がする。口絵と挿絵がなくなった代わりに書き下ろしの掌編もらしさ満点、更にラストはシーン追加もされてて満足いっぱいです。私は亜紀が好きだなあ。
  • サン
    2020/12/09
    missingシリーズ2巻。亜紀に呪いのFAXが届き、怪異が降りかかる。蛆がわく様子や傷が広がる様、視界の端に写る犬などぞっとする。FAXという手段が面白かった。
  • ロクシェ
    2023/02/04
    ネタバレあり
    毒舌の文学少女・木戸野亜紀のお当番会。魔女・十叶詠子によって、人を喰らうケルベロスのような存在=『犬神』を呼び覚まされてしまった亜紀。1巻ではずっと神隠しに遭っていて出番の少なかった空目を中心とした文芸部メンバーが、「呪いのFAX」儀式の標的にされた亜紀を救うべく奔走する。1巻よりも中二病的な描写がてんこ盛り。著者が20代前半の頃に書いた作品ゆえ粗削りな部分はあるものの、感熱紙に印字された文字がぽろぽろとこぼれ落ちる描写、敵意を抱いた相手を貪り喰らう見えない犬神などの描写など、すでに世界観が完成している。
  • みどり
    2020/09/27
    新装版第2巻。もう20年近く前に読んで 甲田学人のファンになって以来、ほぼ全著作を読んでいて まぁ遅筆な作家さんだとは思うのですが・・・ この作品はデビュー作を改稿したもので お話自体は大筋変わらないけれど、なんか、ちょっと違って思えるのは、その時代と今の私の成長(退化)のせいかもしれません。 とりあえず、空目とあやめ、行きつく先がわかっていても、 昔の同じ本を持っていても買い続けるということは確定です。