純血の檻
発売日 :
2002/12/01
『荒神』に魅入られた少年・洸一と、自らの血を呪う少年・剛志の究極の愛!!
『荒神』が宿る山を代々守り続けてきた三原一族。本家宗主の、10年に一度の代替わりが行われるその夏、一族で最も濃い血を継ぐ本城剛志は、遠縁の高村洸一と再会する。幼い頃『神隠し』にあってから、土地を離れることができない洸一は、『荒神』の獣性にひきずられる宗主の狂気を、自ら慰みものになることにより、鎮める役を負わされていた。幼い頃から洸一に想いをよせ、忌まわしい自分の血を呪う剛志は、代替わりの神事に乗じて封印をとこうとするが――!? ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 524円(本体476円+税)
- ISBN: 9784044342203
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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もも缶2014/08/151ネタバレあり幼いころに神隠しにあい神住市から出られなくなった洸一。彼を慕いつつも血の純度により優劣が決まるこの村で彼を慕うことが洸一だけではなくその両親までにも迷惑がかかることに自分の血を呪う剛志。洸一に深く魅かれる当主。全く救いがない終わり方だった。誰1人として幸せになることもなく、不幸。人も結構死ぬし…。剛志は当主と洸一のことを見てしまったときから、もう狂ってしまっていたのね。もっと掘り下げて長い物語として読みたい。でも長ければ長いだけこのバッドエンドは気分が重くなるから、これくらいの長さが丁度良かったのかも…。
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