ステラエアサービス 曙光行路
発売日 :
2020/10/17
カルロ・ゼン激賞! 緋色の翼が導く先に、はるかな夢への針路がある。
亡き父に憧れ商業飛行士デビューした天羽家の次女“夏海”は、高校に通う傍ら、空の運び屋集団・甲斐賊の一員として悪戦苦闘の日々をスタートさせた。
受け継いだ赤備えの三式連絡機「ステラ」を駆り、夢への一歩を踏み出した彼女だったが、パイロットとして致命的な欠点を持っていて――。
南アルプスを仰ぐ県営空港を舞台に三姉妹が営む空の便利屋「ステラエアサービス」が繰り広げる、家族と絆の物語。
受け継いだ赤備えの三式連絡機「ステラ」を駆り、夢への一歩を踏み出した彼女だったが、パイロットとして致命的な欠点を持っていて――。
南アルプスを仰ぐ県営空港を舞台に三姉妹が営む空の便利屋「ステラエアサービス」が繰り広げる、家族と絆の物語。
- レーベル: 電撃の新文芸
- 定価: 1430円(本体1300円+税)
- ISBN: 9784049133271
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電撃の新文芸の新刊
みんなのレビュー
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羊山羊2022/11/1715戦後、飛行機輸送が主流となったというif世界の日本で織りなされる、三姉妹の飛行機青春群像劇!安易にファンタジーに逃げないことで航空機の描写の細やかさが凄い説得力。著者の愛が伝わってくる。また、登場人物、特に主人公夏海を支える老人勢の魅力がスゴい!三姉妹を食いかねない存在感である。ある意味、夏海を暖かく見守り続ける老人たちが、自らの叶わなかった夢を夏海に託す、その想いと空への執着がテーマとも言える、爽やかでシブい1冊でした。
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印度 洋一郎2020/11/254現実の太平洋戦争とは、僅か一か月違う終戦のために戦後も日本軍機が輸送用として大量に使われ続けた、もう一つの日本を舞台にした、空を目指す少女の成長物語。三式連絡機という、極めて短い距離での離着陸が可能な機体を駆り、甲府盆地を飛び始める。ジャンルとしてはミリタリー系ラノベになるのだが、戦闘をしないお仕事小説でもあり、甲府の丁寧な描写や、全編を通じて爽やかさが印象的。その反面、こじんまりとした話にも思うが、恐らくこの物語が「始まりの一歩」だからだろう。
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らっこ2021/02/203性格バラバラな三姉妹が営む空運会社を舞台にしたお話。ガサツなじいさま達が幅をきかせる空港での生活の中、マイペースで操縦も感覚型な新米パイロットである次女の成長を通して、亡き父の想いを辿ることになる展開は表紙のイメージと寸分違わぬお話でした。航空機の操縦を丁寧にページを割いていた印象もあります。芯のところでは似た気性ともいえる三姉妹がメインではありますが、他のキャラも大概濃いメンツなのでもっと色んな角度から描いても面白そうですね。
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delsaluto 12022/01/091山梨で生まれ、山梨で育った者にとって、作品の中でよく知った地名が出てくるのはとても嬉しい。そして、その場所の上を自由に飛びまわる描写がされるのはとても楽しい。この後どのような展開になっていくのか楽しみ。
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伯眉2020/11/151三式連絡機じゃないとなかなか成立しない話な気がする(日本の大戦機の範囲なら)
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