魔王2099 1 電子荒廃都市・新宿
発売日 :
2021/01/20
第33回ファンタジア大賞――異次元の《大賞》受賞作!
統合暦2099年――不死の王国を統べていた、伝説の魔王・ベルトールが滅びを迎えてから500年――魔王再臨の刻、来たれり。
電子荒廃都市『新宿市』。天を貫く超高層ビル群、錯綜する極彩色のネオン光――魔導工学の技術革新によって栄光ある発展を遂げた、究極の未来都市。魔王が降り立った世界は、かつての絶対支配者を置き去りに、驚愕の進化を果たしていた――。
巨大都市国家が手にした、華々しい繁栄。しかし……その裏に隠されていたのは――恐るべき“闇”だった。輝かしくも荒んだ“新たな世界”を再び支配すべく、魔王は未来を躍動する!
【第33回ファンタジア大賞】異次元の《大賞》受賞作、降臨!!
電子荒廃都市『新宿市』。天を貫く超高層ビル群、錯綜する極彩色のネオン光――魔導工学の技術革新によって栄光ある発展を遂げた、究極の未来都市。魔王が降り立った世界は、かつての絶対支配者を置き去りに、驚愕の進化を果たしていた――。
巨大都市国家が手にした、華々しい繁栄。しかし……その裏に隠されていたのは――恐るべき“闇”だった。輝かしくも荒んだ“新たな世界”を再び支配すべく、魔王は未来を躍動する!
【第33回ファンタジア大賞】異次元の《大賞》受賞作、降臨!!
- レーベル: ファンタジア文庫
- 定価: 737円(本体670円+税)
- ISBN: 9784040739588
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ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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海猫2021/02/0382魔王が勇者に倒されるプロローグは、典型的な「剣と魔法のファンタジー」を切り出した感じ。本編に入って500年の時が流れ魔王が復活してみると「剣と魔法」の世界はすでに無く、サイバーパンクな未来都市と化していた。まるで「ドラゴンクエスト」と「ブレードランナー」がぶつかったような世界観が面白い。復活した魔王が踏んだり蹴ったりなのが可哀想。信仰心を集めるにはどんな仕事をすればいいのか?このアイデアが秀逸。後半は激しいバトルになり、時代遅れになった魔王や勇者の復活劇として上がる。猥雑な新宿の描写は、大いに気分が出た。
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よっち2021/01/2042統合暦2099年・新宿市。究極の発展を遂げた未来都市に、伝説の魔王・ベルトールが再臨。輝かしい繁栄とその裏に隠された凄惨な闇。新たな世界を再び支配すべく魔王が動き出すサイバーパンクファンタジー。500年ぶりに復活してみれば、力も衰え驚異的な技術の進化にも取り残され、かつての部下マルキュスに叩きのめされる屈辱。そこから独特なキャラの動画配信で信仰を集め、大切な部下マキナを取り戻すために再び挑む王道の華々しい展開は面白過ぎました。今回は共闘したかつての勇者の動向も気になりますし、続巻も期待大のシリーズですね。
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アウル2021/02/0436ネタバレありこれは個人的に面白かったな。伝説の魔王・ベルトールが勇者・グラムに討たれてから500年。再臨したのはいいものの世界はサイバーパンクな世界に変貌しており、再び支配すべくベルトールが躍動する......といった話。復活したのはええもののかつての力は全く無く、信仰心を集める為に取った手段が面白かったわ。確かにそれなら観てまうやろな。かつての部下を叩きのめす時にグラムに助力を請いに行くシーンは良かったな。怨敵、宿敵な関係なのにお互分かったかのようなバディ感がたまんないです。今後の展開も楽しみだわ。
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まっさん2021/10/0426★★★★ ファンタジア大賞受賞作品。 500年前に定命と不定命の戦争の末に勇者に討ち取られた魔王・ベルトールが、転生した世界が新たに手にした技術に翻弄されながらも再び世界の統一を目指す話。 魔法とSFを組み合わせた話は度々見掛けるけど、ここまで高いレベル両者を織り交ぜている作品はなかなかお目にかかれず満足度はかなり高かった。また、作品に登場するキャラクターも最低限に絞る事でそれぞれの掘り下げもある程度描かれており、分かりやすい悪役に王道展開と結末が読みやすいというネックこそあれどここまで複雑な世界観を→
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しぇん2021/01/2325勇者に倒されて5百年。復活した魔王をまっていたのは、世界が融合しスチームパンクのような世界。まぁ魔王にもなった男なので有能であっさり新しい世界になじんだなと。腹心の子はかわいいし、魔王様の有能さでたのしめましたが、敵がちょっと弱かったかなと。続けば世界融合の秘密とかに迫る展開になるんですかね?
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