16年間魔法が使えず落ちこぼれだった俺が、科学者だった前世を思い出して異世界無双
発売日 :
2021/06/30
第2回ファミ通文庫大賞優秀賞受賞作!
生まれた時から魔法が使えず落ちこぼれと言われてきた貴族の少年、ロニー。彼は十六歳の誕生日に偶然、科学者だった前世の記憶を思い出す。そして好奇心から魔法の謎を科学の力で解明したいと思い立った彼は、弟ヨハンの力を借りて研究を開始した。そんなある日、魔法を人間に与えたという「精霊」を祀った祠が屋敷の近くにあることを知り、祠へと赴いたロニーはそこで自らを精霊と名乗る蛇のような生き物・セイリュウと出会う。さらにセイリュウは「君にも魔法が使えるようになる方法があるぜ」といってきて――!?
- レーベル: ファミ通文庫
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784047365377
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みんなのレビュー
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アウル2021/07/1023ネタバレあり生まれた時から魔法が使えず家族からも居ないものとして扱われていたロニー。16歳の誕生日に事故に遭い科学者だった前世の記憶を思い出す。そして精霊から与えられた神秘といわれる魔法を科学の力で解明しようと動き始めるのだが...な話。魔法を科学的に解き明かしていこうとするロニー、時には弟やメイドに手伝ってもらったりして解明しようとしていく姿が良かったしロニーを支えようとするキャラは良かったな。特にダミアンが色々とキャラ強くて好きだわw不穏な感じもするがどうなるのか次巻が楽しみだわ。
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真白優樹2021/07/0414十六年間魔法を使えず落ちこぼれだった少年が、怪我を切っ掛けに科学者だった前世を思い出し、始まる物語。―――探求せよ、追及せよ。異次元の中の常識を探し。 魔法だって科学現象でも扱えるものを扱っている事が多く、魔法の中に科学の方程式を探し探求する物語であり、ファンタジーとサイエンスが絡み合った、読み応えのあるかもしれない物語である。探求の果て、一つ見つけた自分だけの可能性。その最中、迫り来る謎の魔の手。果たして少年は、大切なものを全て、身に着けたその力で守り抜く事は出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。
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T2021/07/0313魔法が使えず落ちこぼれと蔑まれてきた少年・ロニー。彼はひょんなことから化学者だった前世の記憶を思い出し、魔法を科学の知恵で解明しようと研究しだした。果たして、彼の研究はどのような影響をもたらすのか。魔法解明ファンタジー、開幕。魔法の科学的解明を軸にした本作。精霊が登場するも、その精霊や弟。ヨハンがロニーの研究に興味津々な様子が良かったです。これまでの空気のような立場から一転したロニー。彼の研究が周りにどのような影響をもたらすのか。続きが楽しみです。
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ノースフライト2021/07/197ネタバレあり科学で魔法の仕組みを解明&活用するようなラノベあったらいいなぁ、とかねてから思っていたので、まさにピッタリの作品でした。章により人物を変えながらの一人称文。展開も速すぎず、遅すぎず、で読みやすかった。これからのストーリーの展開にまだまだ余裕を残しているので、今後が気になる作品。この手の作品は「科学への踏み込みが甘い」とか批判を受ける可能性もあるが、細かいことは気にせず、楽しんでいきたい。主人公たちが成長した10年後の世界も読んでみたい、それは気が早いかw
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尚侍2021/07/066とっても面白かった。異世界転生物でもこういうアプローチで描いた作品はあまりないので面白く読めました。特に前半の魔法に対する考察の描写が良く、古の科学者もこんな感じだったのかなと思わされました。このまま順風満帆にいくかと思いきや、地味に伏線が張られているのでこれが今後どう影響してくるかも楽しみです。その一方で物語の大きな方向性がまだ示されていないことに加え、この設定を生かしながら世界観を膨らませていくには相当の技量が要求されるように思うので、作者の力量に期待したいですね。
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