インフルエンス・インシデント Case:01 男の娘配信者・神村まゆの場合

発売日 : 2021/03/10
SNSの事件、山吹大学社会学部『白鷺ゼミ』が解決します!(多分)
 人気女装配信者「神村まゆ」として活動する男子高校生・中村真雪は、ある日SNSを悪用したストーカー被害に遭ってしまう。
 そこに手を差し伸べたのは、優秀だがエキセントリックな大学教授・白鷺玲華と助手をつとめる女子大生・姉崎ひまりだった。

「お願いします。僕を守っていただけませんか」
「任せて。お姉ちゃんたちが助けてあげるから!」
「まずSNSの原理である『六次の隔たり』の考え方に基つけば――」「教授ストップストップ!」
「……あ、あの。そもそも、なぜ僕はひまりさんの膝の上にずっと乗せられているんでしょうか?」

 女教授と女子大生と女装男子(インフルエンサー)が、インターネットを起点としたさまざまな事件(インシデント)に立ち向かう!
 第27回電撃小説大賞《銀賞》受賞の新感覚ミステリー!!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784049136852

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みんなのレビュー

  • よっち
    2021/04/19
    SNSを悪用したストーカー被害に遭ってしまった人気女装配信者「神村まゆ」として活動する男子高校生・中村真雪。そんな彼にSNSを研究する大学教授・白鷺玲華と助手の女子大生・姉崎ひまりが手を差し伸べる物語。ズボラだけど鋭い洞察を見せる玲華と、甘やかしお姉ちゃん気質で実は強いひまりが、不安を抱える真雪をサポートするストーリーで、ネット炎上で一度失敗したら取り返しがつかない本質に向き合ってゆく展開、複雑な想いを抱えていた彼らの繊細な想いもなかなか良かったですね。因縁も明らかになってきて続巻にも期待のシリーズです。
  • ひぬ
    2021/03/16
    山吹大学社会学部の白鷺ゼミの白鷺教授と助手の姉崎ひまりのもとに、人気女装配信者として活動する男子高校生・中村真雪が助けを求めてくるところから始まる物語。白鷺教授の鋭い観察眼、そしてひまりの腕っぷしで真雪の周辺の「インシデント」に立ち向かいます。気軽に発信できる今の時代だからこそのテーマでした。何気ない日常の中に潜んでいる悪意。炎上というのはやはり怖いものです。実際の黒幕の正体は読者には案外あっさりと解明されましたが、直接対決はなかったのでちょっと消化不良に終わりました。そこは続刊に期待かな。
  • かっぱ
    2021/03/21
    ストーカー被害に遭った女装配信者とその解決に乗り出した大学教授とその助手で描いた物語。男の娘である真雪が可愛らしく描かれていてラノベとしても良かったけれど取り扱った題材も新鮮で良い。情報社会でインターネットを使うことが当然の世の中になったからこそ、情報の扱い方には気をつけなければいけない。現代で生きる上で看過できないネット事件を筆頭に、身の回りでの気づきなど考えさせられるテーマに感じた。黒幕の正体についてはあっさりしていたのでそこはもう一押し欲しかったところかも。続刊次第かな?
  • ツバサ
    2021/03/11
    SNSの発展により、様々な事件が起きていく現代に訴えかけているような内容でした。専門用語がちらほら混ざっていて、SNSやインターネットで過ちを犯してしまう人の思考を読み取っていたのは興味深いです。社会的に無敵な人を生み出さない工夫は必要なんだと思いました。
  • おにおん
    2021/03/14
    デジタルタトゥーなどインターネットが発達した現代で囁かれている内容を題材とした作品で、とても興味深くそして考えさせられました!ここまで聞くと「ちょっと重めの作品なのかな」と思われるかもしれませんが全然そんなことはなく、主に登場人物のキャラによってかなりテンポよく読むことができました。一風変わったラノベを読みたい方に強くお勧めできる作品となっています!!