准教授・高槻彰良の推察 6 鏡がうつす影
発売日 :
2021/05/21
「真実を、知れてよかった」盛り上がり最高潮!凸凹コンビの民俗学ミステリ
長野での記憶を失ってから元気がない高槻のもとに、絶縁状態だった従弟の優斗から連絡が。
なんと、婚約者の肩に「人面瘡」が現れたという。
高槻と尚哉が赴くと、婚約者がは高槻を見るやいなや「天狗様!」と叫んで駆け寄り……?(――「肌に宿る顔」)
高槻が運営する怪談収集サイト「隣のハナシ」に、実家の旅館にある「紫鏡」の調査依頼が寄せられた。
依頼人は19歳の女性。幼い頃、母親がその鏡に吸い込まれて消えたという。
古参の従業員も、鏡については言葉を濁し――。(――「紫の鏡」)
異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第6弾!
イラスト/鈴木次郎
なんと、婚約者の肩に「人面瘡」が現れたという。
高槻と尚哉が赴くと、婚約者がは高槻を見るやいなや「天狗様!」と叫んで駆け寄り……?(――「肌に宿る顔」)
高槻が運営する怪談収集サイト「隣のハナシ」に、実家の旅館にある「紫鏡」の調査依頼が寄せられた。
依頼人は19歳の女性。幼い頃、母親がその鏡に吸い込まれて消えたという。
古参の従業員も、鏡については言葉を濁し――。(――「紫の鏡」)
異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第6弾!
イラスト/鈴木次郎
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784041111468
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みんなのレビュー
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ひさか2021/07/061682021年5月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ6作目。お化け屋敷の幽霊、肌に宿る影、紫の鏡、の3つの連作短編。怪異なのか、それともそう見えるだけなのかという事件の調査を行う高槻と深町の二人こそが怪異の中心にいることが、前巻で語られましたが、その秘密は、予想通り少しずつ小出しにされます。前巻の展開の続きをやって欲しかったです。最終巻だけ読めばいいかなという気になります。ちょっと不満です。
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ちょろこ2021/06/11149ひっぱるね〜の一冊。第一章の遊園地のお化け屋敷、微笑ましさに心癒されるスタート。アキラ先生も尚哉もなんだかお互いを思いやる心が溢れていてますます良き良き、そして好き♡今作は民俗学の知識がいつもよりも濃密に味わえた気がする。心の苦しみを映し出すかのような鏡のシーンがどれも印象的。紫の鏡は最高。鏡と怪異、バッチリな相性を楽しめた。そしてひっぱるね〜、アキラ先生の瞳の謎。これはどう捉えれば良いのか…尚哉と読み手を惑わせていく数々の言葉。油断は禁物なのかな。やっぱりこの先まだまだ恐ろしさが待っているのかしら。
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OSOGON152023/09/24143ネタバレありシリーズ6作品目。長野での記憶を失ってから元気がない高槻のもとに、絶縁状態だった従弟の優斗から連絡が入り婚約者の肩に「人面瘡」が現れたという。高槻と尚哉が赴くと、その婚約者は・・高槻が運営する怪談収集サイト「隣のハナシ」に、実家の旅館にある「紫鏡」の調査依頼が寄せられる。その依頼人は19歳の女性。幼い頃、母親がその鏡に吸い込まれて消えたという・本当の怪奇が混じり始める・・高槻と尚哉との関係もより信頼が深まる。頻繁に”もう一人の高槻”が出てくるようになったが謎は未だ・続きが気になる。
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みっちゃん2023/05/25138ネタバレありまたもや「もうひとりの高槻」出現。が、まだ謎は深まるばかり。直哉くんのアキラ先生を傷つけようとする輩から断固守る!の姿が凛々しくも頼もしい。まるで王を守ろうとするナイトのようではないか。
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ぽんすけ2022/09/09122前巻、死霊の祭りでの体験を全て忘れてしまった先生が凹んでいてかわいかった。尚哉が先生の中に眠るもう一人の誰かと対峙してお前が先生の記憶を消すなら、自分が全て覚えていて先生に教える。お前なんかに負けるもんかと決意した所が、一巻で自分の耳のことで厭世的になっていた彼と別人すぎて、先生と出会って良かったね。と母の気持ちになりましたwこの話は基本的に心霊現象かと思ったら実は人間が~的に先生が事件を解決していくのが醍醐味だと思うが、時に本当に心霊ネタをぶっこんで来るのでビビる。『紫鏡』ががちすぎて怖かったでござるw
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