雪花妃伝 藍帝後宮始末記 二

発売日 : 2021/05/14
不本意ながら再び後宮に戻された鈴雪――。王の子の連続死の真相に迫る!
◎富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト ファンタジー部門特別賞受賞作◎
(2019年度)

――――著者書き下ろしの番外編 「幕間 雪解けはまだ遠く」 を収録!――――

 不本意ながら再び後宮に戻された鈴雪は、とまどいながらも王と信頼を積み重ね、王の子の連続死の真実に迫っていた。
 恣意的に流された「世継ぎに恵まれないのは、王后の呪い」という噂。そして、先代王后と亡き王女の存在……。
 当初は敵対していたものの、協力し合うこととなった妃たちの手も借り、真実にたどりついたかに思えたさなか――鈴雪は毒に倒れてしまう。
 さらに王宮の必死の対応を嘲笑うかのように、亡きはずのある女の影が闇にうごめき……。

【1~2巻、2か月連続発売!】
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 660円(本体600円+税)
  • ISBN: 9784040738789

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みんなのレビュー

  • あっか
    2021/05/25
    新刊。子殺しの犯人の正体にびっくり、鈴雪の秘中の秘にびっくり…と、えっ!おお!?と声に出てしまった場面が2巻ではいくつもあって笑、翻弄されました。面白かったけど、天麗はなぜそうなってしまった?恵世はなぜそっち側?最後の一文に出てくるのがその人でいいの?笑 史書で終わるなら雪花妃たちの未来、お世継ぎとかどうなった?鈴雪の占見は実現した?なども知りたい…!という謎が残った。霞のような雰囲気の表紙が煌びやかな雰囲気未来を暗喩しているようで良いですね♪これで綺麗に完結かな。まだ先があるなら読んでみたい気もする。
  • ラナンキュラス
    2021/05/16
    ネタバレあり
    実は1巻を読んだ直後にどうしても先が気になりWebでざっと読んだところ、主人公の正体が話の根本を覆すものであったし、結末がまた何とも言えない味わいで、その後半日位気持ちがグルグルしてしまった(笑)。書籍化して加筆修正したのかしてないのか?とドキドキしながら読み進めたのだが、謎を残したまま終わってしまっていたよ...。書籍版を落ち着いて読んでみると王を支えるという決意をした聡明な主人公と、正体を知ってもなお主人公を愛し続ける王の関係が素敵だったのでできれば続いてほしいな。打ち解けた妃達のキャラも良かった。
  • るぴん
    2021/05/24
    犯人の正体と裏切り者に驚きつつも、これで事件解決かと安心したのも束の間、さらに驚くべき衝撃的な展開が…‼︎いや〜最後までびっくりさせてくれて、大満足♫鈴雪の秘密を知っても揺るがない王の想いに感動。最初の行動が酷かった分、これで取り返したかな(笑)。鈴雪と側妃達との関係性も楽しい。一応この事件に関しては終わりだろうけれど、上下巻ではなく、一巻、二巻となっているので続きもあるのかも?ぜひとも続きが読みたい‼︎コミカライズも絵が好みだったので読みたいな。
  • かなで
    2021/08/30
    ネタバレあり
    鈴雪が倒れたところから。毒が盛られた鈴雪は生死をさまよう。そこへ安充媛がやってきて、笑顔で鈴雪を殺そうとする。そして、一番頼りにしていた恵世も。安充媛は、天麗公主だった。五年前に入れ替わり、殺し、己は愛おしい永清君と夫婦になるため、公主の身分を捨てた。だけど後宮で暮らしたいから、籃叡を廃したかったという見事なまでの自分勝手さ。そして公主は鈴雪の両性具有の秘密を知って化物だと罵る。なんとか、玉柚がなんとか間に合い、公主と恵世は死刑となった。最後は籃叡にも秘密を告げ、それでも王后として支えたいと決意する(続)
  • nono
    2022/02/03
    ネタバレあり
    図書館本。完結編。後宮での連続死の思わぬ犯人に呆然となりながら、その人を形作った後宮の歪みを哀しく思う。そして鈴雪が抱えてきた秘密を鷹揚に受け止める王・藍叡の想定外wの懐の深さが素敵。幼い鈴雪にした事は許しがたいし、あの顛末に気付かないぼんくらに少々呆れ返っておりましたが、最後に間違えなかった藍叡の誠を賞賛。親にも見捨てられ、居所を失いながらもしなやかに生き抜く鈴雪の強さが心地好い物語、さらりと楽しく読了。