とりかえばやの後宮守 1
発売日 :
2021/05/25
運命の二人は、後宮で再び出会う――!平安とりかえばや後宮譚、開幕!
流刑の御子は生き抜くために。少女は愛を守るために。性別を偽り、陰謀渦巻く後宮へ――!
俘囚の村で育った春菜は、母をなくして孤独に。寂しさを癒したのは、帝暗殺の罪で流刑にされた御子、雨水との交流だった。世話をやく春菜に物語を聞かせてくれる雨水。だが突然、行方を晦ます。
同じ頃、顔も知らぬ父から報せが届く。それは瓜二つな弟に成り代わり、宮中に出仕せよとの奇想天外な頼みで……。
雨水が気がかりな春菜は、性別を偽り宮中へ。目立たぬよう振る舞うも、なぜか後宮一の才媛・冬大夫に気に入られて――彼女こそが、女官に成りすました雨水だった。
俘囚の村で育った春菜は、母をなくして孤独に。寂しさを癒したのは、帝暗殺の罪で流刑にされた御子、雨水との交流だった。世話をやく春菜に物語を聞かせてくれる雨水。だが突然、行方を晦ます。
同じ頃、顔も知らぬ父から報せが届く。それは瓜二つな弟に成り代わり、宮中に出仕せよとの奇想天外な頼みで……。
雨水が気がかりな春菜は、性別を偽り宮中へ。目立たぬよう振る舞うも、なぜか後宮一の才媛・冬大夫に気に入られて――彼女こそが、女官に成りすました雨水だった。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 715円(本体650円+税)
- ISBN: 9784049138788
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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ひぬ2022/01/2720俘囚の村育ちの春菜の寂しさを癒したのは流刑の御子・雨水。彼は突然行方をくらまし、春菜も父に呼ばれ、都へと旅立ち、そして雨水の行方を探るため、弟に成りすまして宮中へと出仕します。そして再会の場は後宮。互いの事を気付かぬまますれ違いは続きますが、男女逆の立場でありながら再び仲良くなっていきます。色々と詰め込みすぎな気はしなくもないですが、両者が性別を偽るのは中々に新鮮。最後のシーンは未来に希望が持てるもの、肝心の秘密が明かされず、少し切なかったです。
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かなで2021/09/2120ネタバレあり俘囚(女子供関係なく軍務や汚れ仕事をする)の娘として育った春菜。俘囚には、罪人の流刑地とされることもあるが、そこへある日、平雨水という人物が流刑されてきた。なぜか春菜はその人に懐き、様々なことを教えてもらう。だが、突然雨水は脱獄した。そこへ、春菜の実の父、大友幸辰が引き取りたいと連絡してくる。都へ行くため、春菜はそれを受け入れた。だが、実際に赴くと、誘拐されたことによりひきこもった弟の身代わりで、しかも弟には恋人もいるが、ひょんなことから冬大夫という女人に目をかけられる。後宮では毒による殺人があり…。(続
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Mu@仔羊堂2022/05/2014平安時代を後宮を舞台にした陰謀劇。無実の罪を着せられ女性に化けて後宮で暮らす皇后の兄と、事件に巻き込まれて出仕出来なくなった弟の代わりに男装して近衛士として宮中に出仕した娘の物語。なのだけど、最後まで読んでみてこれ性別を偽る必要あったのかなあと思う。最後までお互いに正体に気付かないのは物語的にどうなのか?なんかクライマックスが無いような気がする。続編予定なのかなあ。と言う事でどうも設定をうまく活かせてなくて全体的にもどかしかった。
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虚と紅羽2021/10/2412ネタバレありこれだけ近くに居るのに再会させない作者は鬼か?続刊無かったら泣く。粗筋的に、お互いに気付いて雨水が春菜に協力仰いで陰謀を紐解いていく、な感じの奴かと思えば。褒め言葉の方の詐欺だよこんなの。 罪人年上お兄さん(皇族筋現皇后の兄)と貴族と俘囚の娘が、なんやかんやあってそれぞれ男女逆転してお互い気付かぬまま再会。雨水と皇后の幕間会話から雨水、本当に春菜に心開ききってて大好きかよってなる。早く再会させてやってくれ。この設定がとんでもなく好きでてぇてぇので語彙力死滅した。 設定の細かい事は気にするな。
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ゼニガメ2021/08/159妾の子である春菜は、山奥の村育ち。父によばれて都に上がれば、腹違いの弟の代わりに宮仕えをしてほしいと言われる。行方知れずの恩人が、宮中に隠れているかもしれない春奈は性別を偽り宮中へ。春菜の恩人、雨水もまた素性を隠し女官として宮中に身を潜める。大好きな性別逆転設定。武術、薬学に長けているのはいいとして、成人男性姫様抱っこできるって、なかなかのチートだな春菜。お互いの正体を知らぬまま惹かれつつある春菜と雨水の今後が気になる。それ以上に春菜と父の仲は修復されたのか、弟の母はどうしているのか、続編待ってます。
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