嫌われ神子の８年間
発売日 ：
2021/06/01
嫌われのち溺愛！ 神武官×召喚された神子
神子として召喚された圭は、王子と恋に落ち、幸せな日々を送っていたが捨てられてしまう。そして逃げるように神殿に入るが、待ち受けていたのは周囲からの冷たい視線だった。神子の心が天候を表すと知らず、国の天候を荒らしてしまっていたのだ。以降、神子の務めを必死で果たすが、孤独な生活を送ることになる。数年後、隣国の公子に侮辱的な言葉をぶつけられた圭を、神武官・テスに思いがけず庇われる。圭は困惑し、過ちを犯した神子が嫌われるのは当然だと伝えるが、テスは「貴方の苦しみにも気付いていなかった、不甲斐ない俺をお許しください」と跪き…？
- レーベル： 角川ルビー文庫
- 定価： 1540円（本体1400円＋税）
- ISBN： 9784041115930
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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ハル2021/07/1325ネタバレありタイトル通り嫌われ神子の圭がつとめを果たさず初恋に溺れていた過去を心から悔い､常に付き添う真摯に武官テスの言葉を胸に毎日真摯に祈り続ける事で周りが変わっていく｡無口なテスが過去に口にした言葉を悔い圭と話す事で徐々に2人の距離が近づいていくのが良かった｡ここぞという時にきっちり決めるテスがカッコイイ♡テスと恋人になってますます可愛くなり強くなる圭｡この2人の穏やかであたたかい愛しかたがとても素敵です｡最後のひと波乱にはハラハラしたけど､それを乗り越えたテスと圭の結婚式に感動しました｡すごく面白かったです‼︎
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ハル2023/11/1517ネタバレあり<再読> 最後その事に触れていたけどある日突然異世界召喚されて神子だからと行動を決められ何も分からない愛着のない国為に祈れって理不尽だよね｡いつも異世界召喚もので思うことだけどさ｡
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もきゅ子2021/06/2016ネタバレありとても良かった。15歳で召喚されて、混乱中で優しく支えてくれた王子に恋をする受け。そんな縋るような幼い恋が終わってそれからのお話。口下手で言葉より行動派な攻めの気持ちが全然受けに伝わってないのが面白かった。で、元彼との面会の後にどさくさに紛れるように恋人に昇進しようとする必死さも好きだった。「愛は容易く人を救い〜」の一節がとてもこの物語合っていて印象的でした。神子召喚に感じていた理不尽さと身勝手さの問題に向き合う展開がラストにあったのも良かった。見習神官視点の最後のあたりの文章も印象的で好きだった。
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anko2021/06/0416ネタバレあり自分の意思とは全く関係なく15歳で神子として召喚された圭。粛々と神子としての役割を果たす圭は国民から慕われ絶大な人気を得ているのに本人は皆から嫌われてると思い込んでいるのが悲しい。圭に付き従っている神武官のテスは圭の真摯さに惹かれていく。2人が周りから温かく見守られながら恋を育くんでいくのがほのぼのとしてきゅんと来る。孤独な生い立ちの2人が夫夫として家族として幸せになってくれるといいなと思いながら読了。
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nono2023/11/0515ネタバレありBL。恋を知らないまま15歳で日本から異世界に神子として召喚された圭と、彼に付き従う神武官テスのお話は、彼等の恋愛だけなら甘く切ない恋模様と思えるものの、圭が置かれた立場があまりに不憫で甘さに没頭出来ない。恋に夢中だった過去を咎められ自分を許せない圭、何時しかそんな彼に心を捧げるテス、すれ違いと臆病な恋模様を楽しみながらも、余所からの神子を当然とするこの国がどうもなぁ。彼等の幸せを祈りつつ、複雑な想いで読了。
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