Missing 6 合わせ鏡の物語

発売日 : 2021/06/25
鏡は時に、【見てはいけないもの】まで映してしまう。書き下ろし掌編付き。
聖創学院大付属高校に訪れた文化祭の季節。文芸部の面々も、会誌の作業に追われる日々を送っていた。
 そんな中、近藤武巳は驚くべきものを目にする。美術部の特別展示にあやめや空目らがこれまで遭遇した事件とリンクするモチーフが描かれていたのだ。
 空目たちは、その意図を知るため作者の八純啓のもとへ向かうが、生徒が次々と姿を消すおぞましき怪異は既に始まっていて――。
 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第6弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

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みんなのレビュー

  • 白火
    2021/07/18
    旧版でも合わせ鏡の物語は上下合わせて妙に読み込んだ記憶がある(一番読み込んだのは呪いだけど)。前回感染してた武巳の件を考えても今回の話から急激に話がヤバくなっている感がする。あちこち細かく加筆修正されてるなあ…は毎度の感想だけど、口絵がなくなった代わりにそこにあった文芸部の作品が冒頭掌編の頭に入ってて嬉しい。彼らの書いた作品、これはこれで一寸読みたいんだよな。亜紀の言う「ファッションは実用品」ってのも確かに。見た目の第一印象で舐められなければその分ある程度のアドバンテージは取れるものだよね。
  • 芙蓉
    2021/09/03
    ネタバレあり
    電撃文庫版既読。さあ!!やってきました!合わせ鏡!シリーズ中で一番好きかもしれない話!聖創大学付属高校の文化祭が始まった。文芸部が関わった悲惨な怪異にまつわる事件で消えた生徒死んだ生徒行方不明になった生徒たちのことはまるでなかったかのように振る舞う学校。機関が関わっているとはいえここまで影響がないと不気味である。始まった文化祭、秘密を抱えた武巳は美術部の連作を見る。その連作は今まで関わった怪異をそのまま映したかのようだった。作者八純啓は左目に細かい鏡の欠片が入り視力を失った代わりに異界を見る様になる
  • 半熟タマゴ
    2021/09/09
    学校の怪談でも定番の鏡に纏わる物語。子供の時は手洗い場に並んでる鏡や踊場の大きな鏡が怖かったなぁ。この作品を読んでた影響も大いにあると思うけれども。
  • 有機物ちゃん
    2022/06/03
    ネタバレあり
    美術部八純先輩の連作絵画、『鏡の中の七不思議』を通じてこれまでの怪異が繋がっていくような今回。怪異に関しての重要な情報を隠したままの武巳くん。どんどん状況が悪化していく事が自分の責任かもしれないと理解しながら、糾弾される事を恐れ目の前の事から逃げ続ける。あ~人間の弱さだ~‼‼これまでの怪異が同じものから誘発されたものでそれが繋がってるとなると罪の重さに武巳くんは追い詰められる事になるな……知らなかったとはいえ全部俺が原因かも…って思い始めたらここまで人たくさん死んでるし認めたくないのはわかる。
  • 椎名
    2021/06/29
    今回の書き下ろし掌編は文芸部員それぞれが書いた小説をほんの数行ではあるが読むことができるという面白い作り。それぞれがらしい作品で非常に面白かった。/いついかなる時代にも伝わる鏡にまつわる迷信。自分の家でも鏡を上向きに置いてはいけないといった教育があったため、今でも鏡にはどこか不吉な印象や恐怖感がある。だからこそそんな鏡が満を持して題材となった合わせ鏡の物語は面白い。再読ではあるが、下巻も楽しみ。