准教授・高槻彰良の推察EX
発売日 :
2021/07/16
ドラマ化決定! 話題沸騰民俗学ミステリ、キャラクターの魅力満載の番外編
高槻の研究室に、市松人形を抱いた日本史の三谷教授が訪ねてきた。
蚤の市で手に入れたその人形の写真をブログにアップしたところ、元の持ち主の孫を名乗る人物から連絡があった。
曰く、その人形は勝手に髪がのびたり動き回ったりするので、母親が気味悪がって捨ててしまったという。
怪異の匂いを嗅ぎつけた高槻は、気乗りしない尚哉を引っ張って嬉々として調査に乗り出し……。(――「お人形あそびしましょ」)
高槻の研究室に足しげく通うようになり、ついに自分専用のマグカップを置くようになった尚哉。
そのマグカップにプリントされている犬の絵を見た研究室の院生・瑠衣子や唯から、尚哉は「わんこくん」と呼ばれるように。
これは、そんな「わんこくん」が昔飼っていたゴールデンレトリーバーと、彼の家族のちょっぴり切ないお話。(――「わんこくんのわんこの話」)
ほか、尚哉の数少ない友人・難波からみた尚哉のお話や佐々倉の休日など、全4編収録!
シリーズファンの方はもちろん、ここから読んでも楽しめること間違いなし、キャラクターの魅力満載でお届けする番外編!
イラスト/鈴木次郎
蚤の市で手に入れたその人形の写真をブログにアップしたところ、元の持ち主の孫を名乗る人物から連絡があった。
曰く、その人形は勝手に髪がのびたり動き回ったりするので、母親が気味悪がって捨ててしまったという。
怪異の匂いを嗅ぎつけた高槻は、気乗りしない尚哉を引っ張って嬉々として調査に乗り出し……。(――「お人形あそびしましょ」)
高槻の研究室に足しげく通うようになり、ついに自分専用のマグカップを置くようになった尚哉。
そのマグカップにプリントされている犬の絵を見た研究室の院生・瑠衣子や唯から、尚哉は「わんこくん」と呼ばれるように。
これは、そんな「わんこくん」が昔飼っていたゴールデンレトリーバーと、彼の家族のちょっぴり切ないお話。(――「わんこくんのわんこの話」)
ほか、尚哉の数少ない友人・難波からみた尚哉のお話や佐々倉の休日など、全4編収録!
シリーズファンの方はもちろん、ここから読んでも楽しめること間違いなし、キャラクターの魅力満載でお届けする番外編!
イラスト/鈴木次郎
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 660円(本体600円+税)
- ISBN: 9784041111536
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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ひさか2021/08/241752021年7月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ番外編。通算7作目。お人形あそびしましょ、わんこくんのわんこの話、俺の友達の地味メガネくん、休日は本棚を買いに、の4つの連作短編。それぞれ、高槻、尚哉、尚哉の友人の難波、高槻の幼なじみの佐々倉を主人公にした内容。刑事の佐々倉の同僚が所属する異捜という部署のことがチラッと出たが、本編で関わってくるのだろうか。そうだとするとかなり楽しみ。
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mariya9262021/11/04149シリーズ番外編でした。『あこがれの作家は人間ではありませんでした』とリンクしそうな感じですね。結構テンポが早かったのでそろそろ最終回かと思ったら、もう少し続きそうです。高槻教授の過去が分かったらラストですが、まだ予測がつかないです。何気に助手の主人公の良い所を発見する人たちも現れて、また教授仲間とかも現れて…。実は高槻教授は自分では気がついていないだけで、結構異界の人たちを引き付けている気がします。
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OSOGON152023/09/27142ネタバレあり准教授高槻彰良の推察シリーズの番外編。4短編が収録されています。「お人形あそびしましょ」日本史の三谷教授の所に回りまわって怪奇の匂いのする市松人形がやってきた・・調査に乗り出し、色々とわかるが、結局、三谷教授の所に落ち着く。が、足袋が汚れていた・・なんて本当に怖いんですけど。その他、尚哉の過去、最近の大学生活での交友関係、高槻と佐々倉との友情等の話、警視庁捜査一課異質事件捜査係も登場しました。今後の展開が楽しみです。
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ちょろこ2021/08/30141ほっこりタイムの一冊。本編とはまた違う味わい。強いて言えばおやつを食べているようなほっこりタイム。それはまさに幸せタイム。一話目はどストライクな市松人形の怪異。アキラ先生と一緒に目がキラキラしてしまった。やっぱり人形には魂が宿るのかな、この微妙な終わり方が最高。わんこくんのわんこの思い出には涙。あぁ、やっぱりペットって良い。かけがえのない時間と幸せをくれる、そこを涙ながらに噛み締めた。難波くんの魅力も増し増し、健ちゃんの警察事情にはちょっと不安感を植え付けられてますます今後の展開に楽しみが膨らむ。
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みっちゃん2023/06/04135ネタバレあり図書館の順番を待っている本編の進行も気にはなるけれど、こういう物語世界の幅を広げ、深みを増すスピンオフも読んでみたいと思っていた。難波くん視点の『俺の友達の地味メガネくん』が良かった。難波くん、尚哉くんの事、これからもよろしく頼みます。注目は本邦初公開の「ヤバい」二人。市松人形を研究室に並べる変人(笑)三谷教授と、まだ名前だけしかわからぬ警視庁の秘密部署「異捜」の主任山路。本編ではどう関わってくるのか。
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