あやかし夫婦は地獄の果てで君を待つ。 浅草鬼嫁日記 九

発売日 : 2021/07/15
『――絶対に、連れ戻す。地獄の果てまで、お前を探しに行ってくるから。』
「茨木真紀は、まだ、助けられるぞ」ライの凶刃に真紀が倒れ、絶望に暮れる馨。そこへ助言を与えたのは、宿敵・安倍晴明の生まれ変わりである叶だった。
 彼女は前世“茨木童子”の重ねた罪で、地獄に魂が囚われている。閻魔大王の判決を覆し、連れ戻せれば目覚める可能性はある、と。
 一縷の望みに、馨は迷わず地獄へ向かう。そこでは姿が前世“酒呑童子”に変わり、鬼の獄卒として出世していくことになり……!?
 彼岸花の咲く地獄の果て。朽ちゆく大魔縁・茨木童子――真紀が待つ、その場所へ辿り着くために。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784040736617

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みんなのレビュー

  • だりあん
    2021/09/09
    ネタバレあり
    出てすぐ買いに行って、いつものカラフルな表紙じゃなくてほぼ黒赤の2色で見つけるのにちょっとどこドコ何処?と狼狽えた。真紀ちゃんがおとされた無間地獄の風景なのね。叶先生の正体と因縁も明らかに。茜くんのぶっきらぼうな優しさが好きだ。お友だち宣言は泣ける。次が完結編って…オールスター戦? 待ってます。
  • かんけー
    2021/10/25
    読了♪真紀が来栖未来に命を絶たれ?自身気付かぬ間に、大魔縁茨木童子として無間地獄に堕ちてしまう。現世では馨を始め、津場木茜や、叶冬夜が事の重大さに連携し真紀を目覚めさせるために京都に向かう。眠り続ける真紀をスイと由理に任せて。叶の本性が遂に発露され、その揺るがぬ信念と自身の過ちの哀しい運命に読んでて慟哭する。作者の優れた筆致に引き込まれ京都での経緯から地獄へと乗り込む馨と同時に読んでるこっちも臨場感を味わって(^_^)閻魔大王?意外にお茶目な一面が可笑しくw小野篁(この人物に関してはもう読んでもらうしか→
  • えりこんぐ
    2022/08/03
    シリーズ9冊目。地獄に落ちた真紀の魂を助けに行く馨。地獄といえば鬼、閻魔大王。どんな激しいバトルが?と思いきや、他の鬼たちと共に黙々と働き、出世を目指す馨(≧∇≦)何そのシステムw そうだよ、バトルは次の巻だ。ミクズを倒すのは誰なのかな。完結編が待ち遠しい。【積読65】
  • よっち
    2021/07/15
    前世「茨木童子」の重ねた罪で、地獄に魂が囚われてしまった真紀。閻魔大王の判決を覆し、連れ戻せれば目覚める可能性はあることを知った馨が、迷わず地獄へ向かう第九弾。叶や茜の助力を得て地獄に潜入し、鬼の獄卒として出世して真紀の救出を目指す馨。意外なところから叶先生の様々な姿や過去の背景があって、改めてぶつかり合って確かめあった二人の絆にまたぐっと来るものがありましたね。彼らの今後の進路も気になるところですが、長らく続いてきた因縁の決着に向けて機運が高まっていくと同時に、改めて続巻がとても楽しみになってきました。
  • 雪苺
    2021/07/22
    ネタバレあり
    鮮やかだった前巻までとは一変、深層心理を反映しているかの様な赤と黒の表紙。彼岸花の花言葉が大魔縁茨木童子に合っていて泣きそうになる。叶の正体や目的、大魔縁茨木童子として生きた記憶など知る事が出来た。真紀を地獄から救うのは確定していたのであまり大きな動きは無かった様に感じる。地獄が観光地化していたり閻魔大王が酔っ払いだったり私のイメージと乖離していて少し困惑した。全体的にふわっとして緊張感が無かった気がする。地獄の怖い印象緩和の為だと思うが…。次巻から完結編に入るとの事でこれからどうなっていくのか楽しみ。