かりそめ夫婦の縁起めし 小料理屋「春霞亭」
発売日 :
2021/07/21
硬派すぎる料理人×人生に迷う三十路女子。幸せで満腹になる小料理屋奮闘記
『幸せにならなくていいから一人でいたくない』
ブラック職場に疲れ果てた花澄が辿り着いた、閑古鳥鳴く老舗小料理屋「春霞亭」。店主の敦志と利害の一致から契約結婚した花澄は、共に店の再建を目指すことになる。
華やかな街並みから浮いた古びた店構えに、センス無しの盛り付け、ヘンテコな内装。味は絶品だけど問題が山積みな店を繁盛させるため協力する二人の間には、次第に特別な想いも芽生えていき――。
幸せ願う縁起めしを届ける、美味しい小料理屋奮闘記。
ブラック職場に疲れ果てた花澄が辿り着いた、閑古鳥鳴く老舗小料理屋「春霞亭」。店主の敦志と利害の一致から契約結婚した花澄は、共に店の再建を目指すことになる。
華やかな街並みから浮いた古びた店構えに、センス無しの盛り付け、ヘンテコな内装。味は絶品だけど問題が山積みな店を繁盛させるため協力する二人の間には、次第に特別な想いも芽生えていき――。
幸せ願う縁起めしを届ける、美味しい小料理屋奮闘記。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 737円(本体670円+税)
- ISBN: 9784049139587
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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ツン2022/02/1095読み始めたときはなんか、二人とも性格悪いなと思っちゃったけど、本当はそうじゃなかったのか、二人が変わっていったのか。いい面が出てきたのかな。変わっていく二人が見られて良かったです。
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のんちゃん2021/09/2734結婚はピンとこないが、この先一人で生きていくのは嫌だと感じた花澄と、どうしても一ヶ月後に結婚式をあげたい板前の敦志は、ひょんなことから出会いお互いの利害が一致して契約結婚をする。お決まりの契約結婚ものかと思って読み始めたが、主題は人に思いを伝えて分かり合うようになる事だった。う〜ん、面白いのは面白かったのだが、契約結婚である必要があったのかという点では疑問。メディアワークス作品ならではの軽いタッチで読みやすかったのだが、もうちょっと設定が違った方が主題を前面に押し出せたのではないかとちょっと残念だった。
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あさひ.a2021/09/2134ネタバレあり幸せにならなくていいから一人でいたくない女子と、一月以内に結婚式を挙げたい堅物料理人男子の契約結婚物語。面白かった。登場人物が長所も欠点もある生身の人間として描かれているのが良い。料理の腕はいいのにセンスが悪い敦志さんが、生真面目すぎてヤバい人かと思いきや、その特性もだんだん魅力的に見えてくる。花澄さんも、好ましくない部分も含めて自分そのものか身近にいそうな等身大の女性。息の合った契約夫婦として、経営難の料理屋を盛り立てるという目標に向かって、時にぶつかり失敗しながらも、共闘する関係性が好ましかった。
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み2021/09/0230新刊棚にあった作品、初読みの作家さん。さくさくと♪お話だからな展開でしたが、お店をどうしたら良くできるのか、一緒に暮らすには、お互い理解するには、そうだよねぇ~と楽しみました。
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よっしー2022/08/0926色々な契約結婚の話は読んできましたが…「一人でいたくない」女性と、「恋人に幸せだと見せ付けたい」男性の結婚は中々に面白かったです。ただ、自慢方法がSNS…別れた相手の物をわざわざ見に行くというのが個人的には理解出来ませんでしたが、その先へと進めたので良かったのかな。これから先の幸せを願いたくなる二人でした。
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