わたしを愛してもらえれば、傑作なんてすぐなんですけど!?

発売日 : 2021/08/30
望むことをなんでもやってくれるお姉さん妖精と、甘々騒がしい同棲生活!?
早逝した大作家が遺したのは、五冊の著作と丘の上の一軒家。売れない高校生作家・進太朗は父の残してくれたその家でりやなさんと出会った。「きみをわたしにくれたなら、きみがいちばん欲しいものをそそいであげる」そうして唇を奪われた瞬間、素晴らしい小説のアイデアを閃くが――進太朗は執筆を拒否! 「書ーいーてーよー! 絶対おもしろいんだからぁーっ!」と涙目で訴えるりやなさん。彼女は自分が読みたい物語のために才能を授ける妖精だというのだが――かくして、高校生作家が美しい妖精に誘惑されまくる奇妙な同棲生活が始まった!
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784047367371

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2021/09/12
    ナイスバディの美しき妖精と売れない高校生作家のドタバタラブコメかと思ったら全然違った。『作家』というクリエイターが、作品を生み出すことに正面から向き合う姿を描いたガチンコの作品でした。作者の創作にかける熱い思いが作品を通じて大いに伝わってきて感激。自分も Happy to be continued. な物語大好きです。面白い!
  • よっち
    2021/08/28
    早逝した大作家である父が遺した五冊の著作と丘の上の一軒家。売れない高校生作家・進太朗は、父の遺したその家で読みたい物語のために才能を授けてくれるお姉さん妖精・りやなと出会う創作小説。手を変え品を変えながらぐいぐい迫ってくるりやな相手に、安易に流されずに執筆を拒否する進太朗。偉大なる父相手に拗らせているように見えた進太朗でしたけど、そんな彼が苦しかった時から支えてくれる人たちもいて、彼なりのやり方でりやなと真摯に向き合おうとする姿に、彼女もまた感化されて新しい関係が生まれてゆく展開はなかなか良かったですね。
  • TERU
    2021/09/07
    売れない高校生作家『進太朗』は、作家だった父の残してくれた丘の上の一軒家で、望むことをなんでもやってくれるお姉さん妖精と出会った。 彼女は自分が読みたい物語のために才能を授ける妖精だというのだが...高校生作家が美しい妖精に誘惑される奇妙な同棲生活が始まる。 イラストとあらすじから受けた印象と全然違う中身でした。 あらすじだけだと、ドタバタクリエイター系の印象を受けると思いますが、その真逆の雰囲気でした。ドタバタ
  • のれん
    2021/08/31
    【酷評】 中々クセのある文体でタイトルやイラストから乖離している。倒置法の多用や、長ったらしい言い回しに作者自身今作の主人公には大きく感情移入していると伝わる。 妖精譚は人外故の不条理さと愛らしさが魅力の一つだが、そこから創作に対しての持論に終始してしまうのは残念。 父親との確執と彼女の人間性獲得が、キャラクター背景だけで完成してしまってる。 主人公が作品作りの熱弁だけで一皮剥けてそうなのが首傾げ。 もし文体の語りの雰囲気と構成が良ければ純文学っぽくなるレベルで、ラノベから離れてる気がする。
  • リク@ぼっち党員
    2021/09/04
    作家のエゴを描いた作品。売れる作品と描きたい作品のどちらを重要視するべきか。もちろん読者としては面白い作品こそが正義だけど、売れずにひっそりと消えた名作が数あることも、リビドーに溢れた作品が心を揺さぶることも知っている。正解なんてないのだから、個人的にはエゴで突き抜けてほしいと思うかな。手癖で描いた作品ってなんとなくわかるし、信念こそが一番大事なんじゃないだろうか。そういう面ではこの作品は描きたいことを描ききっていたので良かった。