呪われ姫の求婚

発売日 : 2021/09/15
「生贄」として生きた姫の、禍と愛が交錯するアジアンファンタジー!
大国・豊日国より、幼き頃に生贄として追放された女王、明緋。逃げた先の山奥で趣味の呪いや術に没頭し、気ままに暮らしていた。
ある日雪に埋まる西国の皇子・那己彦を発見、明緋が救い出してやると、突然求婚されてしまう。慌てて彼を追い出そうとしたその時、明緋の妹である豊日国の王女・紫夕の命で兵たちに囲まれ、小屋までが燃やされる。
生贄となった後もなお「我国に仇なす魔物」と忌み嫌われるのか。
絶望し妹に立ち向かおうとする明緋を待つものは、果たして「妃選び」という名の陰謀だった!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784040742328

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みんなのレビュー

  • よっち
    2021/09/24
    豊日国で幼き頃に生贄として追放された王女・明緋。逃げた先の山奥で趣味の呪いや術に没頭し、気ままに暮らしていた彼女が、雪に埋まる西国の皇子・那己彦を発見し突然求婚されてしまうアジアンファンタジー。我国に仇なす魔物として嫌われていた過去、彼女を嫌う異母妹の王女・紫夕との因縁、絶望し妹に立ち向かおうとする明緋が知る、様々な思惑が絡み合う豊日国を巡る状況。何度も辛い現実を突きつけられ、目を背けていた彼女が那己彦とともに向き合って自らがすべきことを見出し、苦境を乗り越えてみせた結末にはぐっと来るものがありましたね。
  • ひぬ
    2021/10/23
    生贄として豊日国から追放された王女・明緋。生き延びた山奥で彼女は趣味の呪いや術に没頭しますが、その平穏な日常は彼女が救い出した西国の皇子・那己彦からの突然な求婚により、終わりを告げます。住処まで燃やされてしまった明緋は豊日国へと戻り、次の女王選びの戦いに巻き込まれてしまいます。私自身がこのジャンルの作品をあまり読まないため理解力が足りないせいか、少し分かりにくい場面はありましたが、面白かったです。那己彦以外の主要登場人物が揃いに揃ってイカれてるので読了感は微妙でしたが、ラストの展開は意外で良かったです。
  • よっしー
    2022/07/16
    図書館で見かけたので…手に取りました。文体が合わなかったのか、読み進めるのに苦戦した一冊です。設定としては面白いところもあったのですが、疑問が解決されずに話が進んでいく所もあったので、結果として良く分からなかったという感想です。
  • ぐっち
    2021/09/25
    生贄にされて生き延びた一の姫・明緋に、西国の皇子が求婚しに来て、女王の座をかけた試練に参加する羽目に。こういう古代日本ものたくさん読んできましたが、大王の愛を勝ち取るとかではなく、ヒロイン本人が国の役に立つことをやり、求婚してきた男性を選ぶのが目新しく、勝ち取った結末も良いなと思いました。
  • かなで
    2021/12/17
    ネタバレあり
    身体に蛇の痣を持つ明緋は王女ながら、雨乞いのために生贄にされたが偶然呪い師に助けられたことにより、ひっそりと暮らしていた。そこへ伽美国の皇子、那己彦が求婚しにやってくる。すげなく断るが、そこに刺客がやってきたことで明緋の運命が変わる。→結局は全部先王が悪いなあという感じ。何故そこまで明緋に無関心だったのか。王と女王の共同統治に、明緋の母の女王に嫉妬していたのかな…。その辺は不明のまま。最後はっきりとは分からなかったけれど、容姿でも価値観でもなく互いを心のままに選んだ二人に幸せがあるようにと願う終わりだった