Missing 8 生贄の物語

発売日 : 2021/10/22
ついに明かされる羽間の秘密 。  物語はさらなる闇の中へ――。
聖創学院高等部で、シャワーを浴びていた一人の少女が消えた。
 学院に伝わるある怪談そのままに。
 一方、空目恭一ら、文芸部の面々はとある場所に向かっていた。
 そこにいたのは精神に異常を来した空目の母親で、彼女を皆に紹介した後、空目は文芸部の面々にある宣言を行うのだった。
 ついに、羽間にまつわる、おぞましきな秘密が明かされていく――。
 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第8弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

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みんなのレビュー

  • さーさん
    2022/07/12
    ネタバレあり
    空目は<魔女>と敵対することを選び、文芸部はその目的を探るために調査を開始する。壁に埋められた女子生徒の怪談——隠された7番目の物語が動き出し、すべての鍵が出揃う第8弾。これまで結束してきた文芸部ひいては武巳の、ここが分岐点だ。目をつぶってシャワーを浴びる、その無防備な瞬間に何かが背後にいる気がする……誰だって多感な子ども時代にそんな恐怖に襲われたことはあるはず。その臨場感溢れる恐怖の再現描写はさすが。とはいえ、今回は空目たちの絡み合った因果の方が印象的な巻。すべての出会いは必然の結果なのね。
  • 芙蓉
    2021/12/13
    ネタバレあり
    電撃文庫版既読。書き下ろしは魔王様の偏食というかこだわりについて。美術部の凄惨な事件の後聖創学院は臨時休校になる。これはその間に起きた生贄の物語。俊也の魔術や怪異に対する己の無力さに苛立っているのが焦燥感溢れる。稜子ちゃんのシャワー室の暗闇が怖いなあ。武巳が覚悟をやっと固めた。そして魔女十叶詠子の目的。羽間のヤバい土地に学校を立てて山の神様をせき止める堰の役割をする学校。はじめっからこの学校は地場がやばかったんだね
  • 有機物ちゃん
    2022/06/07
    ネタバレあり
    表紙の十叶先輩かわいい!この巻から土地の信仰と因習、学園の成り立ち、隠されていた7番目の怪談、空目くんの母親とその家系、聡子お姉ちゃんとは、あやめちゃんの過去。そして、稜子ちゃんの中にいる摩津方。物語がグッと繋がってきた。あと亜紀ちゃんの言動に傲慢さを感じてきたかなぁ。無意味に皮肉って煽ったり、役に立つ立たないで見下したりしてたから、空目くんに『ここからは木戸野の役割はない(危ないから)』って言われて自意識の高さが自分に刺さっちゃうし思春期こじらせてるよなぁ。
  • 白火
    2021/11/01
    生贄新版待ってました。聖学理事長の怖さは怪異というより人間の怖さを煮詰めた感じだなと勝手に思ってる。旧版の頃から「空目ってまともに食事とってなさそう、カロリーメイト的なものしか食べてなさそう」みたいな勝手な印象持ってたら、今回の書き下ろし掌編がまさにそのまんまその通りすぎて噴き出しそうになってしまった。さあ次は座敷童子の物語ですよ!お待ちしてます…!
  • よねはら
    2021/11/23
    頼れるフィジカルの俊也と切れ者の亜紀が最も蚊帳の外にいることが浮き彫りになってしまう今巻。一皮剥けたものの悲壮な覚悟を負った武巳も合わせて「もう戻れない」を入念に思い知らせてきます。敵の敵は味方なんて都合のいい展開はないぞ。みんな狂人なのだ。