花とメイドと宮廷画家 盗まれた乙女の肖像
発売日 :
2021/12/22
宮廷画家×専属メイドが挑む絵画ミステリ!
★魔法のiらんど大賞2020小説大賞 ファンタジー・歴史小説部門〈特別賞〉受賞作!★
専属メイドのエイミーの主は、美貌の宮廷画家レイ。人嫌いだが完全記憶能力を持ち、アカデミーを首席で卒業した彼は、異例の若さで女王陛下に認められた天才だ。
レイの初めての展覧会が迫るなか、彼の師の初期作「乙女と四季」が盗まれる。容疑をかけられたレイと、彼を助けたいエイミーは独自調査を開始。二人は消えた「乙女」を追ううちに、ある秘められた恋の話へとたどり着く。
――華やかな宮廷を舞台に繰り広げられる絵画の謎、そして恋物語。
専属メイドのエイミーの主は、美貌の宮廷画家レイ。人嫌いだが完全記憶能力を持ち、アカデミーを首席で卒業した彼は、異例の若さで女王陛下に認められた天才だ。
レイの初めての展覧会が迫るなか、彼の師の初期作「乙女と四季」が盗まれる。容疑をかけられたレイと、彼を助けたいエイミーは独自調査を開始。二人は消えた「乙女」を追ううちに、ある秘められた恋の話へとたどり着く。
――華やかな宮廷を舞台に繰り広げられる絵画の謎、そして恋物語。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 715円(本体650円+税)
- ISBN: 9784049140941
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2021/12/2232美貌の宮廷画家レイの専属メイドとなったエイミー。人嫌いだけれど異例の若さで女王陛下に認められた彼の初めての展覧会が迫る中、師の初期作を盗んだ容疑をかけられてしまう物語。師を尊敬するレイと彼を助けたいエイミーが独自に調査してゆく中で明らかになってゆく、消えた絵を巡る背景とある秘められた恋のエピソード。主のことが心配過ぎていてもたってもいられなかったエイミーの行動力には苦笑いでしたけど、それぞれの切ない恋を絡めながら、最後まで諦めることなく奔走した展覧会と飾られた一枚の絵とその結末がとても印象的な物語でした。
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よっしー2024/08/1029表紙絵にひかれて、手に取りました。宮廷画家とその専属メイドが絵画の盗難事件を追いかけるお話が軸なのですが、殺伐とした雰囲気もなく、この頃の時代背景がきちんと描写されていて、世界観に浸りやすかったです。2人の程よい距離感がまた素敵で…今後この距離が縮まるのか、一定を保つのか、気になってしまいます。でも、続編は無いんですよね…。残念。
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ころころ2022/01/0425ネタバレありヒロインは宮殿メイドであり、次期宮廷画家ヒーローの専属メイドでもある。ヒーローの師の初期作品が盗まれ、彼にその容疑がかけられてしまう。それを晴らすため2人は真相を探ることにするが…というお話。 私の「好き」がいっぱい詰まったような作品。多分コバルト文庫の「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」や「英国マザーグース物語」が好きな人にはハマると思う。ヒロインは明るく働き者で絵画好き。若き天才として名高いヒーローの絵にも心酔していて、彼が描きやすい環境を整え、心地良く過ごせるよう配慮に余念がない。
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ひぬ2022/01/1324ネタバレあり絵画ミステリー。天才宮廷画家・レイの専属メイドとして働くことになった宮廷メイド・エイミー。彼の初の展覧会が迫る中、彼の師匠の初期作「乙女と四季」が盗まれることによって過去の恋が紐解かれる事件に巻き込まれます。面白かったです。ものすごく丁寧なつくりで、終始柔らかい雰囲気で、謎が解かれた時はかなりグッと感じるものがありました。そしてレイとエイミーの共通の過去はいつバレるか気になってましたが、締めのエピソードとしてはとても良かったです。二人の恋の香りもほんのりと漂い、これは後日譚でも読みたいな…
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かなで2022/02/2223ネタバレあり平民でありながら新進気鋭の宮廷画家レイ・フローレンスの専属メイドとなったエイミー。少しでも居心地良く過ごしてもらおうと奮闘するが、レイは口下手に社交嫌いときていて、専属メイドは必要なさそうな雰囲気を醸し出していた。しかし、エイミーの頑張りに、少しずつ人見知り(?)も緩和されていくレイ。そもそも同じ故郷で、エイミーはレイの絵画のファンであったことから少しずつ会話がなされていく。しかし、レイの師匠な絵画が盗まれ、レイが犯人だと疑われ始める。→こう、世話を焼きたくなる可愛さと、やるときはやるというレイの(続
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