マーディスト 死刑囚・風見多鶴 上
発売日 :
2021/12/24
「準備はいいか?いまからきみは、史上最悪の死刑囚と話をすることになる」
「準備はいいか? いまからきみは、史上最悪の死刑囚と話をすることになる」
数年のうちに89人を殺害した死刑囚・風見多鶴。その犯行現場の美しさから彼女は、マーダーとアーティストをかけ合わせ『マーディスト』と呼ばれていた。
彼女の逮捕後、社会問題となった信者たちが起こす模倣犯。多鶴はある人物との面会を条件に彼らの情報を引き渡す交渉を行い――指名されたのは平凡な大学生・夕木音人。彼の運命はこの対面から国家をも巻き込むものへと変貌していく!
「ようやく会えた。ねえ音人くん、私とゲームをしましょう」
予測不能のクライムサイコサスペンスが今始まる――。
数年のうちに89人を殺害した死刑囚・風見多鶴。その犯行現場の美しさから彼女は、マーダーとアーティストをかけ合わせ『マーディスト』と呼ばれていた。
彼女の逮捕後、社会問題となった信者たちが起こす模倣犯。多鶴はある人物との面会を条件に彼らの情報を引き渡す交渉を行い――指名されたのは平凡な大学生・夕木音人。彼の運命はこの対面から国家をも巻き込むものへと変貌していく!
「ようやく会えた。ねえ音人くん、私とゲームをしましょう」
予測不能のクライムサイコサスペンスが今始まる――。
- レーベル: 角川スニーカー文庫
- 定価: 726円(本体660円+税)
- ISBN: 9784041122280
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角川スニーカー文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2021/12/264189人を殺害した死刑囚・風見多鶴。犯行現場の美しさから『マーディスト』と呼ばれ、模倣犯が続く社会問題となるなか、彼女から情報を引き出す交渉役として平凡な大学生・夕木音人が指名されるサイコサスペンス。彼女との水平思考ゲームによって明かされる模倣犯たちの素性、行方不明となっている音人の姉の情報、そして音人を特別視する多鶴の真意。掴みどころのない多鶴が一体何を考えているのか、何かありそうな音人姉の行方含め未だ謎も多いですけど、多鶴の死刑執行が半年後に迫る中、この先どんな結末が用意されているのか下巻が楽しみです。
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まっさん2022/06/1526★★★ 89人もの人を凄惨な方法で殺害したカリスマ死刑囚・風見多鶴。猟奇的ながらもどこか美しさすら感じさせられる彼女の犯行現場からマーディストと呼ばれる彼女と、失踪した姉の行方を探す一人の平凡な少年が織り成すクライムサスペンス物でした。 マーディストと崇められる彼女を崇拝する信者による模倣事件を解決する為に主人公と死刑囚が水平思考ゲームを用いてそれらの事件の真相に迫る〜という構図でしたが、割と数多くの事件を題材にする為にパッケージから想像していた程の凄惨さは感じられませんでした。また、作中で度々行われ→
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アウル2022/01/0124ネタバレあり数年のうちに89人を殺害し犯行現場の美しさから『マーディスト』と呼ばれていた風見多鶴。彼女が逮捕後、信者による模倣犯が社会問題となっていた。多鶴が情報と引き換えに主人公と面会することとなるのだが...な話。水平思考ゲームもの。信者達による模倣犯がなかなかにぶっ飛んでるな。水平思考ゲームとしてはまあこんな感じになるよねって感じかな。主人公の姉の謎、主人公の変化など色々と解き明かされそうな下巻でどうなるのか気になる所だわ。
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ひぬ2024/08/0920ネタバレあり【電子】クライムサイコサスペンスの連作短編集。七年前に行方不明になった姉の情報をエサに、死刑囚・風見に彼女の模倣犯について情報を引き出すという最悪の水平思考ゲームをすることになった平凡な大学生・夕木音人。各々のケースが短いのでトリック自体は割とあっさりとしていますが、音人の思考回路が徐々に変わっていく様子が良かったです。情報が本当に小出しで鬱積が溜まる一方、最後で話が大きく動きます。姉の失踪、そして風見の秘密について明かされぬままこの巻は終わりましたが、下巻で綺麗に収まるのに期待。
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しぇん2021/12/2819今のところ個人的に微妙。殺人事件の模倣犯達を捕まえていく話ですが、一事件一事件が薄くて、あんま心に残りませんでした。下巻で明かされる謎次第なんでしょうが、読むかは気分次第で
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