ダブルブリッド 9
発売日 :
2003/12/25
そして最後の戦いが始まる……!
悩みに悩んだすえ、安藤希に対して凶行に及ぼうとしたその瞬間、相川虎司は圧倒的な力で池に投げ込まれた。 兇人――“鬼斬り”に取り憑かれた山崎太一朗の手によって。 そして始まる人外のモノ同士の闘いは、安藤希に何を決断させるのか!? 一方、右目を失い、“左手”も失い、記憶も失いつつある片倉優樹は、傍観者としての立場を捨てないままただ語りつづける大田真章を前に、何を決断するのか。
数多くの決断を背に、破滅に向けて突き進む『ダブルブリッド』シリーズ。 ついにクライマックス直前!
数多くの決断を背に、破滅に向けて突き進む『ダブルブリッド』シリーズ。 ついにクライマックス直前!
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 561円(本体510円+税)
- ISBN: 9784840225434
シリーズ作品
一覧で見る
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
-
ハルナ2012/08/105安藤と虎司の関係が壊れなくてよかった。優樹と太一朗も昔は一緒にいられたのに。二人が戦う事になって本当に辛いわ・・・救いがあればいいのだけれど。
-
光心2023/04/053ネタバレあり相川と安藤の関係性の話が中心となっているわけだが、こうやってアヤカシと人がわかりえるパターンがあるという提示をしている……これは、例えば未知とやまきの関係性にも近いのだが、重要なのはあくまでも人側が弱くアヤカシ側がいつでも喰うことが出来るという点が重要だ。相川は人間が怖いと思ってしまうのだが、そういう意味では優樹が太一郎に感じた恐怖は相川より強いものだったのでこの二人の和解はかなり絶望的だったのではないか? と読んでいて感じたりした。そして最後に二人がぶつかるわけだが、優樹側に勝算は微塵もないのは明白だ。
-
マヌヌ2号2023/02/213大田真章ファンボなので、大田真章が大田真章であり続けていてにこにこしました。未知との会話がめっちゃよい。ここで大田が言ったことは優樹にも当て嵌められることだと思いますね。そして、ここまで読んで思ったことがもうひとつ。片倉優樹さんは、山崎太一郎の「好きだ」という言葉に、まず「馬鹿だ」と返したほうがよかったんではないでしょうか。そして、ふたりの間にある線について、線があることを示すに留まらず、ふたりでとことん考えぬけばよかった。……まぁ、後の祭りですし、そんなことは作者がいちばんよく知っているでしょうけれど
-
青豆2015/09/133安藤ーーーー。なんて良いヤツなんだ!優樹より好きになってしまったyo!虎司がアヤカシで虎だと知っても、喰われそうになっても、虎司を守ろうと鬼斬りの前に立ち塞がる。自分を餌だと思う虎司に喰われても良いと死を覚悟した時、安藤が虎司に想いを告白する「一年の時に相川君に会った時から相川君の事ずっと好きだったの」のセルフ泣いてしまったwww
-
つくし2017/06/082虎くんのお話、メインキャラではなく、サイドストーリーとして大事に描かれている、この立ち位置が良い。感情がはっきり言葉にされるのではなく、どのような感覚なのかというところから輪郭を作っていくような描かれ方が好きです。そしてメインキャラの対峙、ついに次かぁ。
powered by
レビューをもっと見る