天才弁護士の孫娘 比良坂小夜子と御子神家の一族
発売日 :
2022/06/10
謎めいた遺言状が引き起こす殺人劇。その真相に、天才弁護士の孫が迫る!?
伝説の弁護士の孫は、まさかのポンコツ!?
なのに、いわくありげな一族の遺言執行をすることになって……!
ユーモアあふれるリーガルミステリ!
若手弁護士・比良坂小夜子(ひらさかさよこ)の祖母は、勝率100%で法曹関係者から神と崇められている伝説の弁護士。
だが小夜子は、そんな祖母とは真反対。
気弱で流されやすく、いたって省エネなスタンスで、同じ事務所のエリート先輩弁護士・葛城一馬(かつらぎかずま)にいつも叱られたり、呆れられたりしている。
そんな折、小夜子は祖母がかつて弁護を担当した大実業家・御子神季一郎(みこがみきいちろう)の遺言執行者に指名される。
その遺言書はなぜか、相続をめぐって殺し合いが起きかねない不穏な内容で、一族の面々も癖の強い人物ばかり。
小夜子は及び腰ながらも職務を全うしようとするが、御子神邸で連続殺人が発生し、当事者として巻き込まれることに……。
天才弁護士の孫は、遺言状の謎と殺人事件の真相に迫ることができるのか!?
なのに、いわくありげな一族の遺言執行をすることになって……!
ユーモアあふれるリーガルミステリ!
若手弁護士・比良坂小夜子(ひらさかさよこ)の祖母は、勝率100%で法曹関係者から神と崇められている伝説の弁護士。
だが小夜子は、そんな祖母とは真反対。
気弱で流されやすく、いたって省エネなスタンスで、同じ事務所のエリート先輩弁護士・葛城一馬(かつらぎかずま)にいつも叱られたり、呆れられたりしている。
そんな折、小夜子は祖母がかつて弁護を担当した大実業家・御子神季一郎(みこがみきいちろう)の遺言執行者に指名される。
その遺言書はなぜか、相続をめぐって殺し合いが起きかねない不穏な内容で、一族の面々も癖の強い人物ばかり。
小夜子は及び腰ながらも職務を全うしようとするが、御子神邸で連続殺人が発生し、当事者として巻き込まれることに……。
天才弁護士の孫は、遺言状の謎と殺人事件の真相に迫ることができるのか!?
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784041118726
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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のんちゃん2022/07/1634弁護士比良坂小夜子は無敗を誇る亡き同業、比良坂貴夜子の孫、だが本人は自信のなさが露呈する、仕事の出来ないポンコツ弁護士。そんな彼女に亡き祖母の所以である大実業家の遺産分けの遺言執行の依頼が来る。この依頼によって小夜子は壮絶な殺人事件に巻き込まれていく、と言うミステリー。200頁の分量でここまで読ませる作品は素晴らしいと思う。無駄な部分を排除しつつ、ちょっと笑えるエピソードも挟み、作品を謎解きだけに向ける必死さがないのがよい。ただ遺言状の内容が謎だ。被相続人には事件の予測ができていたのだろうか?
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よっち2022/07/1133伝説の弁護士の孫はまさかのポンコツ?祖母と比べられる平凡な若手弁護士・比良坂小夜子がいわくありげな一族の遺言執行者として指名されるリーガルミステリ。気弱で流されやすく省エネなスタンスの小夜子が、不穏な遺言書や癖の一族に振り回され、先輩の葛城に叱咤されながら遺言状の謎と殺人事件の真相に挑む展開で、このいかにも面倒そうな案件にあのポンコツっぷりだとなかなか大変そうだな…と思いながら読んでいましたけど、段取りは悪いのになぜかテンポよく進むストーリーは後半になかなかの急展開もあったりで、なかなか面白く読めました。
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よっしー2023/11/1432タイトルが気になって手に取りました。祖母の影響が大きく、祖母の言われるがままに人生を歩んできた結果、自己評価が低すぎる人間になってしまう…。ただ、ある意味自分の能力を理解して、出来ないところはきちんと助けを求めているので、そこは評価出来るのかな。第三者としては応援したくなりますが、ヘルプを求められている側の負担は甚大ですよね。少しずつ、祖母の支配からも抜け出せているようなので、将来的には立派な弁護士に…なっているのかな?(笑
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いぼいのしし2022/10/0730ネタバレあり勝率100%の伝説の弁護士の祖母を持つ主人公は気弱な性格で、祖母の敷いたレールの上を歩いてきた。ある時祖母の元顧客の遺産相続の仕事を引き受け、相続争いに巻き込まれる。。。おもしろかった。主人公の成長が期待できるので、続編がでるなら読みたい。
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らなん2022/09/0616初めての作家さん。2022年、文庫。勝率100%の弁護士だった祖母の孫娘が、大実業家の遺言執行者に指名された。奇妙な遺言と、明らかになる家族の秘密など、既視感はあれど読みやすく、何より、主人公の弁護士の明るさや性格の良さが、雰囲気を良くしていて、続編が出たら読みたいと思わせる本でした。
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