海辺のウサギ
発売日 :
2004/03/25
『吸血鬼のおしごと』の鈴木鈴&片瀬優コンビが贈る、異色のSFファンタジー。
断面に区切られた正六面体の世界―破片世界コート島。全世界を揺るがす大鳴動が起きた直後、管制官見習いの少女・ユトは、ひとりの青年を海辺で拾った。服も髪も肌も、すべてが真っ白なその青年は、自分の素性も名前すらも覚えていないという。白い身体と真紅の瞳から彼はウサギと名付けられ、とりあえずユトと行動を共にすることにした。しかし、謎めいたウサギをめぐって二人の魔女アイリーン、カタリナの争いに巻き込まれ…。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 759円(本体690円+税)
- ISBN: 9784840226318
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
-
Humbaba2014/08/112自分が何物であるかを知ること。それは非常に重要なことではあるが、他の生き方をしていればいずれその欲求は消えてしまうかも知れない。消えてしまったとしても生きて行けるのだが、本当にそれが正しい道とも思えない。だからこそ、例え辛い道であっても自分自身を知るために動く。
-
はつかねずみ2016/03/081再読。 個人的には鈴木鈴先生の最高傑作。 記憶を失っている青年と頑張りがり屋な少女の恋の始まりの物語。 いい感じに作り込まれた世界観と初心な恋が非常に好みだったけど、その一方でいろいろと設定説明と物語の展開が中途半端なだけに続編がないのが残念でならない。 なんでこれで終わってしまったのかなあ……。
-
OWBA2011/12/301最初はなんだこの設定集とか覚悟したけど普通に面白かった。続きが気になるw
-
神無月流菜2015/09/080一言でいうと謎の多い話。設定はおもしろいけどラストまでほとんどの謎が解けないから消化不良に感じる。続編で謎を解いていく話があってもよかったと思う。
-
UI2012/10/220この世界の状況設定の理解にすこし手間取ったけど、中身は若い男女のラブコメ。あとがきを見るとそれが作者の意図らしいので、まあそういうことなんでしょうね。マンガというほど楽しくはなかったのだけど、それなりの厚さのある話をそれなりに面白く読ませてくれたので、他の作品も若干期待しようかな。
powered by
レビューをもっと見る