幻花の婚礼 贄は囚われの恋をする

発売日 : 2022/09/22
吸血鬼一族の令嬢と、復讐を誓う神官。偽りの婚約から始まる許されない恋。
 吸血鬼であることを隠して生きるクロウ伯爵家の令嬢・フィーネ。ある夜の舞踏会、彼女は美しい神官・クラウスに正体を暴かれてしまう。
「――お前は今夜から、俺の恋人で、婚約者だ」
 一族の秘密を守る代償としてクラウスが求めたのは、フィーネを婚約者にすること。吸血鬼を憎む彼は、復讐に彼女を利用するつもりだった。
 策略から始まった婚約関係だが、互いの孤独を埋めるように二人は惹かれあい……。禁断の恋はやがて、クロウ家の秘匿された真実に辿り着く。

【登場人物】
・フィーネ
血が苦手な吸血鬼の令嬢。兄を守るためにクラウスと婚約し、彼を殺す画策を練るが……。
・クラウス
吸血鬼を憎み、フィーネの兄へ復讐するため生きる神官。不器用な優しさを持つ清廉な青年。
・ノア
フィーネの兄。優れた吸血鬼で、フィーネに束縛的な愛情を向ける。

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みんなのレビュー

  • 合縁奇縁
    2022/12/16
    ネタバレあり
    『吸血鬼一族の令嬢と、復讐を誓う神官。偽りの婚約から始まる許されない恋。』吸血鬼であることを隠して生きるクロウ伯爵家の令嬢・フィーネ。ある夜の舞踏会、彼女は天敵である美しい神官・クラウスに正体を暴かれてしまう。「――お前は今夜から、俺の恋人で、婚約者だ」一族の秘密を守る代償として婚約者になるよう求められ――。血を飲めない出来損ないの吸血鬼令嬢と吸血鬼に復讐を誓う青年、そして妹に歪な愛を向ける兄が織りなす追憶の恋物語。幼少期の記憶なく、薄紅色の花びらにまつわる夢を見るなど共通点が多いクラウスとフィーネ。
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    ネタバレあり
    吸血鬼一族の令嬢ヒロインは舞踏会で知り合った神官ヒーローに正体を暴かれてしまい、一族の秘密を守ることを条件にヒーローの婚約者になる。彼はヒロインを利用して吸血鬼に復讐をしようとするが。二人が記憶を失っても再び出会いやはりまた惹かれ合うなんて素敵。良かった!とは勿論思ったけど、やはり最後ヤンデレお兄様に心を掴まれてしまったよ。振り向いてくれないヒロインをずっと想っていて、しかも彼女が欲しいと言っていた兄になれば自分に笑いかけてくれるのではと願い、恋人ではなく兄と名乗ったとか。いじらしくてたまらないわ。→
  • よっち
    2022/09/26
    吸血鬼であることを隠して生きるクロウ伯爵家の令嬢フィーネ。ある夜の舞踏会、彼女は美しい神官クラウスに正体を暴かれてしまう偽りの婚約から始まる許されない恋の物語。吸血鬼を憎み、復讐にフィーネを利用するつもりで、一族の秘密を守る代償として彼女を婚約者としたクラウス。互いの孤独を埋めるように惹かれ合う二人、そしてフィーネを束縛し偏執的な愛情を向ける兄のノア。ふとしたきっかけから封印されていた記憶が紐解かれて、複雑に絡み合う何とも皮肉な三人の構図がじわじわと効いてくる普通に重いその結末が著者さんらしい物語でした。
  • よっしー
    2024/01/09
    これは…登録漏れでの再読かな。最初から見覚えのある流れ、でも登録してないし…とのことでとりあえず読了まではしましたが(笑 とりあえず、ノアの執着が異様で怖かったです。その束縛から逃れたフィーネには拍手を送りたくなる反面、ノアの幼少期からの事を思うとモヤモヤも残ります。人の気持ちって難しいですよね。
  • MATSU
    2025/06/23
    初読みの作家さん。吸血鬼の令嬢とその令嬢の兄に復讐をしようと近付く神官。最初フィーネと兄のノアの関係が近過ぎて怖いと思っていたけど、まぁ最後まで読んだらそうかぁと。ノアが最初から最後まで痛々しかった。フィーネとクラウスは幸せになってほしいね。