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角川スニーカー文庫の新刊
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空箱零士2015/06/034★★★★ 面白くなりました(土下座)。という訳で「魔王(魔法)が討伐された世界」における権威である教会(機学)の政治的思惑による騒動を描いたウェルメイドな群像劇。魔法と機学(科学)が絡み会う世界観の造形も物語と溶け合いよく出来ている。物語の展開もまた隙なく練られているが、やはりもっとも際立っていたのはアウルの主人公像だろう。どちらかと言えば気弱な主人公が勇気を出して難敵に立ち向かう。ある種の典型ではあるが、最近はなかなか見なくなったタイプでもある。こういう主人公像の成功例としても特筆されたい作品でもある。
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シュエパイ2012/10/283ようやく少しだけ受け入れた道、立ちふさがる権力者と協会、そして本当の魔王の後継者・・・。大切な人を守るために決めた道、少しだけ幸せなデートのあとの、二度と還らない日常・・・。この子が追うには、きっと重過ぎる道のりに、少し物悲しくなりながら続きを求めるのですよ。
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のぶ君2012/04/212二回目だけど覚えてない。好きな本なのに細かい所忘れてたのでワクワクしながら読めた。いきなり強大な力を手に入れたと言われたところで、普通はわけわかんないし何いってんだ?ってなるわけですけど。物語の王道で言えばデスノート然り力を有効活用できるのが主人公たる主人公だとは思います。けど、こういうだって…とか、でも…とか言っちゃううじうじした主人公がいたっていいじゃない。にんげんだもの。みつを。とかいう冗談は置いといて。このシリーズが続かなかったことが今になっても疑問なわけです。面白いのになあ…。
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psychicer2011/09/301前半は登場人物がごちゃごちゃしている上に話の流れがつかみにくかったが、後半になってようやくそれらしい話になってきたような。それにしてもいつの間にヒロインがダイアンからシーラに変わったんだろう? そしてp149の「感動したよ。(中略)ぼく、ガイツを見損なってたよ。だって……」ってそこは「見直したよ」の間違いじゃね?
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永山祐介2004/06/291前作ではダイアンがヒロインでしたが(今回もそうだけど)、今回はよりシーラに対してスポットが当たっている印象を受けますね。こういう格好良い女性は元々好きなほうですし。アウルとの交流の感じはなかなか良かったです。あとガイツさんが何気に格好よかったな、今回。終結はちょっと切なく。最後の台詞が寂しさ一杯です。
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