いらっしゃいませ下町和菓子栗丸堂 6 琉球幻想の夜
発売日 :
2022/12/23
心うごかすやさしさを 和菓子の中にちりばめて
梅雨空の東京・日比谷のホテルの宴会場。菓子職人の大会準決勝を前に、出場者が一堂に会し記者会見が催されていた。全国から集まった一癖も二癖もありそうな強豪たちの中で、栗田と葵は決意を新たにする。
一方、栗丸堂には栗田の祖父が作った和菓子を求め、ある人物が訪ねてきた。かつて、一口食べて心を動かされたという祖父のものと同じ味の和菓子を食べたいと言う。
栗田は五十年前の味を再現しようと祖父の友人を訪ねるのだが――。
一方、栗丸堂には栗田の祖父が作った和菓子を求め、ある人物が訪ねてきた。かつて、一口食べて心を動かされたという祖父のものと同じ味の和菓子を食べたいと言う。
栗田は五十年前の味を再現しようと祖父の友人を訪ねるのだが――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 759円(本体690円+税)
- ISBN: 9784049147032
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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Nyah2023/06/2552「シベリア」栗丸堂に栗田の祖父が50年前に作ったシベリアを食べたいと、一人の紳士がやってきた。栗田はその場で作ってみせるが全く違うと。50年前のお得意さんを回って、手がかりをさがす。「海軍の和菓子」大会一戦目の対戦相手は間宮羊羹で勝負をするなら栗田と葵は‥、柳才華はそこまで悪人ではなかった。「ちんすこう」塩を求めて沖縄日帰り旅行。誘拐事件。「黒い和菓子」弓月が襲撃されて上宮が大会に出ている。栗田と葵はおはぎ、塩羊羹で勝ち進む。栗田は日本一の称号を得て葵との将来を掴む事ができるのか。和菓子に行きたくなる📕
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ひさか2023/01/21452022年12月メディアワークス文庫刊。書き下ろし。シリーズ6作目。通算11作目。シベリア、海軍の和菓子、ちんすこう、黒い和菓子、の4つの連作短編。話題があちこちするものの、和菓子全国大会に参加する栗田と葵と強豪達のトーナメントが気迫たっぷりでストレートに面白い。葵の鋭い気づきも相変わらずで楽しい。次回、最終巻が楽しみ。
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ぽろん2023/04/1037やっと和菓子対決!でも、次巻で終わりとは、少し寂しい。きな粉のおはぎに塩羊羹。和菓子好きにはたまりません。食べたい!
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ありす2023/10/2331とうとう本戦開始。トーナメント形式で本作は2回戦まで。準決勝、決勝は次巻に。試合の合間合間に、萬歳楽の完成までや、弓野に起こった出来事などが語られる。知らない和菓子が出てきたり、いや、それは和菓子じゃなくない?ってのもあったりで面白かった。人は人、自分は自分ではなく、知り合いというだけでその人のために憤ることができる栗田は純粋にすごいなと思う。聖徳の和菓子とは一体どんなものなんだろう。【2シリーズ6作目】
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ともパパ2022/12/2627ネタバレあり全国和菓子職人勝ち抜き戦で勝ち残った16チームが、いよいよ2日間の本選を迎える。本書は本選1日目の試合の様子を伝え、勝ち残った4チームが翌日の準決勝、決勝に臨む。本選出場チームの内幕や大会にかける思いなどを描きながら、葵たちのドキドキの沖縄日帰り(?)旅行と、そこで起こった誘拐事件なども描いている。栗田と葵の仲も一気に進みそうな気配を漂わせながら、次の最終巻(「あとがき」に著者が「次が最終巻」と明記している)での本選2日目へと向かうのであった。果たして栗田は優勝し、思いを伝えることができるのか…。
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