帝都の鶴 優しき婚約者と薔薇屋敷の謎
発売日 :
2023/01/14
“呪い”と呼ばれた孤独な少女と“呪われた”年上婚約者の契約結婚物語。
◆魔法のiらんど大賞2021小説大賞恋愛ファンタジー部門特別賞受賞作◆
父は娘を【呪い】と呼んだ――。
没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。
秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。
暮らしの中で秋人が【呪い】と呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知っていく鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じ――。
呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。
※巻末には、本編のその後の二人を描いた書き下ろし短編「訪れた平穏、続く非凡なる日々」を収録しています。
◆登場人物紹介◆
・鶴(つる)…没落貴族の一人娘。女学生。とある事情で生家に居場所を見いだせずに育った孤独な少女。
・秋人(あきと)…実業家の青年。天涯孤独。【呪い】のせいで周囲の人々から距離を置いて暮らしている。
父は娘を【呪い】と呼んだ――。
没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。
秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。
暮らしの中で秋人が【呪い】と呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知っていく鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じ――。
呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。
※巻末には、本編のその後の二人を描いた書き下ろし短編「訪れた平穏、続く非凡なる日々」を収録しています。
◆登場人物紹介◆
・鶴(つる)…没落貴族の一人娘。女学生。とある事情で生家に居場所を見いだせずに育った孤独な少女。
・秋人(あきと)…実業家の青年。天涯孤独。【呪い】のせいで周囲の人々から距離を置いて暮らしている。
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784040747620
シリーズ作品
一覧で見る
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
-
坂城 弥生2023/03/0139愛なき政略結婚となってたのでもっと冷たく扱われたりするのかなぁと思ってたけどひたすら優しい婚約者でした。
-
よっち2023/02/2035没落貴族の家に生まれた女学生・鶴。父に命じられるまま売られるように決められた、顔も知らない実業家の青年・秋人一人で住む洋館で一緒に暮らし始める大正ファンタジー。一緒に暮らす中で秋人が呪いと呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知ってゆく鶴。鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じるようになってゆく展開で、自らの心持ちが変わったことで、彼女自身がこれまで気づいていなかった女学校や実家の様々な一面も見えてきて、彼女がこれまで感じていたよりも周囲は優しい世界だったことには救われる思いでした。
-
はづき2023/02/0923ネタバレあり人ならざるものが見える少女・鶴がいわく付きの薔薇屋敷に住む実業家の秋人さんと婚約し成長していく。時代背景と表紙に惹かれて購入。表紙の秋人さんの見た目がどタイプすぎる。そして中身も優しすぎる優男。ここまで優しすぎるのもちょっと物足りなさを感じてしまうのよね笑 もうちょっと何か急展開があっても良いなーっていう感じはあった。そこまできゅんもなかった。設定は凄く良かったんだけど私が思ってたのとは少し違ったかも。鶴ちゃんの鈍感さが凄いね。
-
かなで2023/06/1121ネタバレあり幼い頃、母に『人ならざるモノ』たちと過ごした鶴は叱られてばかりで、その涙も拭ってくれるのは『人ならざるモノ』たちだった。人であるのに、他人との関わり合いよりも、『人ならざるモノ』たちを優先する鶴はある日、父と義母から結婚を勧められる。父とは母がいた頃から話すことがなかった久しぶりの会話に、感情なきまま諾と答える。しかし、その先で待っていたのは、父の知り合いで秋人という薔薇を育てている青年だった。→全体的にふわっとした話。世慣れないヒロインとともに世界が広がっていく感じは良かった。ただヒロイン父が(続く)
-
はなりん2024/02/1217人ならざるモノが視える鶴。親から距離を取られ人ならざるモノとしか交流がなく孤独に育ち、ある日父親から婚約を告げられ早々に婚家へ行かされる。婚約者の秋人は穏やかな優しい人だけど、呪われているようで、不可解な事象が起こっていく。呪いの正体を探る2人が段々と心を通わせていく。呪いの正体や鶴の母や父とのすれ違いがなんとも切ない。もっとドロドロとしたお話かと思って警戒したけど、秋人さんの朗らかさに、そこまで重たくならずに楽しめました。
powered by
レビューをもっと見る