侯爵令嬢の嫁入り その運命は契約結婚から始まる
発売日 :
2023/02/15
捨てられた令嬢は、復讐を胸に生きる実業家の、名ばかりの花嫁のはずだった
両親を失い、財産も奪われ、『廃屋令嬢』と笑われながらも、誇りだけは失わず生きてきた令嬢・雛。彼女のもとに、冷酷で美貌の実業家・鷹が現れる。自らの復讐のため、家柄を利用させろと契約婚を申し出る鷹に、雛はある願いの成就を条件として、名ばかりの花嫁となることを受け入れた。
敵の多い鷹との生活でも、雛は両親から継いだ教養と感性で困難を切り抜ける。彼女の仕立てた服の噂が社交界に広まると、鷹の事業の助けにも繋がった。雛の賢明な生き方は、凍っていた鷹の心も少しずつ変えていって――。
敵の多い鷹との生活でも、雛は両親から継いだ教養と感性で困難を切り抜ける。彼女の仕立てた服の噂が社交界に広まると、鷹の事業の助けにも繋がった。雛の賢明な生き方は、凍っていた鷹の心も少しずつ変えていって――。
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784040748092
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みんなのレビュー
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かなで2023/05/0323ネタバレあり地文が一人称なのか三人称なのかよく分からない部分が多々あったけれど、設定としては好きなもの。落ちぶれても女侯爵の誇りを決して捨てることはない雛と、父親に実の母を貶められ、本家にも助けを求めたが、返ってきたのは暴言と暴力で、復讐することだけを生きがいにしてなかた鷹。この二人がおそらく幼い頃に会っていると思う……たぶん。まだ、鷹がさらに人間不信になった婚約者の相手とか、本家の跡取りの争いが続きそうだけど、健気ヒロイン×冷酷と称されながらもヒロインの頑張りに絆されるヒーローは大好き設定なので、次巻も読みたい。
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ひぬ2023/09/1319両親を失い、財産も奪われ、残されたのは自分の誇りのみの令嬢・雛のもとに、家柄を利用するために契約婚を申し出る実業家・鷹。母親の形見を取り戻してもらうのを条件として花嫁になる彼女ですが、当初冷酷な鷹も少しずつ変わっていき…面白くないわけではないのすが、ちょっと自分には合わなかったです。雛の落ち着いている様子は良かったのですが、鷹がそこまで好きになれなかったです。彼の過去などまだ伏線は残っているので、気が向いたら次巻も読もうと思います。
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はなりん2023/09/2917両親を事故で亡くしてから、親戚に財産を奪われて、爵位しか残っていない没落侯爵令嬢の雛が、幼い頃のトラウマから容赦なく敵を排除する事で有名な伯爵鷹との契約結婚から始まるアレコレな王道展開。雛の弱そうに見えて、凛とした強さに惹かれていく鷹。まだまだ無自覚?のようですが。2人とも自覚して、幸せになってほしいなぁ。
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アマノサカホコ2023/09/2912ネタバレあり大阪市図書館。私の妻となれ。侯爵家の名前がほしいだけだ。恋や愛はなく契約だと言われて...本家の当主の座を狙うヒーローとお家騒動に巻き込まれたヒロインとの骨肉の争いの中でうまれる恋の物語。ありがちな話だからこそ印象に残る描写がないと埋もれてしまう。復讐のキッカケとなった愛する母親。母親とは子の幸せを願うもの。復讐なんて望まない母の気持ちを裏切ってまで心はままならず復讐心が抑えられない激しい衝動と、復讐を糧に生きてきたヒーローにヒロインの存在で復讐心がなくなって癒されていく過程がほしい★★この巻で終了
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にゃうぴょん2023/04/2111面白かったです。「廃屋令嬢」と笑われながら誇りを失わず生きてきた雛が冷酷な実業家鷹との契約結婚受け入れてのお話です。両親から受け継いだ教養と感性で困難を乗り越え気高く生きる雛ちゃんは魅力的だけどもう少しガッツがあるほうが私の好みです。2人の距離は縮まったみたいだけど続きが出たら読んでみたいです。
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