皇帝の薬膳妃 青龍の姫と蝋梅の呪い
発売日 :
2023/02/24
本当に大事なものを、見つけたい。壮大な王宮アジアンファンタジー!
相変わらず、薬膳師と妃の二重生活を送る董胡。周囲にばれないかとひやひやの毎日だ。
年明けて元日、友人である朱雀の后・朱璃と一緒に輿の中でくつろいでいたところ、ライバルである青龍の宮から使いが。聞けば青龍の第一后・翠蓮姫が病気を患っているのだという。
董胡は正体がばれることを恐れつつ、医師としての強い思いから診療のため青龍の宮へ赴いた。
そこで見たのは、喉に何かが詰まり息ができないと訴えながら、苦しそうに発作を起こす姫の姿。
董胡は医薬院での経験をもとに、まずは発作を抑えることに成功するが、原因はまったくわからない。
しかも、普段翠蓮姫が処方されて飲んでいるという薬は、董胡からすればあり得ないほどひどい処方だった。
侍女や侍医は、皆口々に「黒蝋妃の呪い」のせいだと恐れる。青龍の美姫ほど、この呪いにかかり、病みがちになるのだという。
しかし姫の身体からは、はっきりと臓腑の弱りを示す色が放たれていた。董胡は姫の病気の原因を探ろうと行動を起こすが――。
一方、皇帝・黎司は、新年を寿ぐ祈祷のさなか、「先読み」の神託を受ける。
道鏡にうつったのは、玄武公の長男・尊武によってどこかへ連れ去られる董胡の姿だった。
言いようのない不安を覚える黎司だったが――。
皇帝・黎司を追い落とそうとする玄武一族の動きも不穏になり、伍尭國に嵐が吹き始める!?
本当に大事なものを、この目でしっかりと見つけたい。
華麗にして壮大な王宮ファンタジー、波瀾の第4弾!
イラスト/名司生
年明けて元日、友人である朱雀の后・朱璃と一緒に輿の中でくつろいでいたところ、ライバルである青龍の宮から使いが。聞けば青龍の第一后・翠蓮姫が病気を患っているのだという。
董胡は正体がばれることを恐れつつ、医師としての強い思いから診療のため青龍の宮へ赴いた。
そこで見たのは、喉に何かが詰まり息ができないと訴えながら、苦しそうに発作を起こす姫の姿。
董胡は医薬院での経験をもとに、まずは発作を抑えることに成功するが、原因はまったくわからない。
しかも、普段翠蓮姫が処方されて飲んでいるという薬は、董胡からすればあり得ないほどひどい処方だった。
侍女や侍医は、皆口々に「黒蝋妃の呪い」のせいだと恐れる。青龍の美姫ほど、この呪いにかかり、病みがちになるのだという。
しかし姫の身体からは、はっきりと臓腑の弱りを示す色が放たれていた。董胡は姫の病気の原因を探ろうと行動を起こすが――。
一方、皇帝・黎司は、新年を寿ぐ祈祷のさなか、「先読み」の神託を受ける。
道鏡にうつったのは、玄武公の長男・尊武によってどこかへ連れ去られる董胡の姿だった。
言いようのない不安を覚える黎司だったが――。
皇帝・黎司を追い落とそうとする玄武一族の動きも不穏になり、伍尭國に嵐が吹き始める!?
本当に大事なものを、この目でしっかりと見つけたい。
華麗にして壮大な王宮ファンタジー、波瀾の第4弾!
イラスト/名司生
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784041135211
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みんなのレビュー
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よっち2023/03/2937相変わらず薬膳師と妃の二重生活で、周囲にばれないかとひやひやの毎日を送る董胡。年明けて元日、ライバルである青龍の宮から第一后・翠蓮姫が患う病に関して使いがやってくる第四弾。正体がばれることを恐れつつ、医師としての強い思いから診療のため青龍の宮へ赴く董胡。調べるうちに董胡からすればあり得ないほどひどい処方に気づく展開で、献身的ゆえに危機に董胡状況を救う黎司という構図は良かったですね。ただ相変わらず董胡が正体を開かせない中で、その正体を知る掴みどころのない玄武公の嫡男・尊武の存在は不気味なものがありますね…。
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坂城 弥生2023/10/2633青龍の呪いに挑む菫胡と、新たな敵(?)尊武の登場
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もと2024/02/1731ネタバレあり28 ★★★★☆ うぅぅ~ん、帝の利になることだけを考えている董胡が取引に応じるのは解せないですな。ここまで拗れているなら帝の為にも真実を伝えるのが一番良いのにとイラっとしてしまう。残念な流れになりそうで不安だわ。青龍の姫の登場、水戸黄門を彷彿させる気分爽快な帝の登場、青龍の将軍の存在が明らかになったりと面白かっただけに少しがっかり。そうは言っても董胡の母、董胡の出生の秘密、魔毘の存在、偵徳の敵、卜殷先生の行方と続きは気になる。あっと驚く展開になればいいな。ここはまだ登場していない白虎の姫に期待しちゃう。
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ぽろん2024/12/3028ネタバレあり今度は尊武にバレた!賢い帝が、何故か気付かず、、、。次は、尊武がどう出るかですね。
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kagetrasama-aoi(葵・橘)2025/04/0727「皇帝の薬膳妃」第四巻。『青龍の姫と蝋梅の呪い』今巻は青龍にスポットが当たった展開です。青龍の一の后・翠蓮はあまりにも不遇で、董胡が助けたくなる気持ちはわかります。でももう少し控え目にしないと、一人三役はやっぱり無理が出て来ます。あれこれあって、頼りになる侍女頭が仕えてくれることになってちょっと安心しましたが。朱雀の一の后に続き、翠蓮と仲良くなれたのは良かったですけど。玄武一族は母親の仇だったことを知り、玄武の一の后・董胡の恋心はどうなって行くんでしょう?乙女チックな気分に浸りながら次巻読みます。
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