目を閉じればいつかの海
発売日 :
2004/10/01
抗いながらも溺れていくしかできない……狂おしい大人の恋!
湘南のカフェレストランの店長・藤木聖司には、十九歳の時一方的に、恋人へ別れを告げた過去があった。それはエリートへの道を約束されている相手・嘉悦政秀の将来を思った、あえて露悪的な別れだったのだが、その十年後嘉悦が偶然藤木の店を訪れたことで、ふたりは奇しくも再会してしまう。だが「お前を忘れられなかった」と告げる嘉悦の左薬指に、プラチナのリングを見つけてしまった藤木は……?──抗いながらも、溺れていくしかできない──もどかしくも狂おしい、大人の恋!
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 628円(本体571円+税)
- ISBN: 9784044468071
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みんなのレビュー
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せ〜ちゃん2016/02/0735ネタバレあり★★★★ 湘南のカフェレストラン「ブルーサウンド」を舞台したシリーズ1冊目は店長の藤木のお話で、いきなり19歳の藤木が恋人の嘉悦と別れるシーンから始まる。このシーンだけでもぎゅっときましたね♪ その10年後、藤木の店に嘉悦が偶然来店し焼け木杭に火が・・・。左手の薬指に指輪をしていた嘉悦との関係は、藤木サイドからの描写では、まるで昼メロの如くドロドロした切ない2人なんだけど、いざ蓋を開けてみれば…なお話です♡ 藤木を甘やかす従業員の大智と真雪がいいです♪
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那義乱丸2014/04/3030積読崩し。シリーズ揃えてないけど手を付けてしまった(笑)過去に別れた恋人同士の10年後の再会モノ。冒頭の別れのシーンが切なくて胸がつまった。王道展開で先も読めるのだけど舞台設定が活かされた穏やかな世界観はタイトルの印象にもピッタリ。崎谷さんお得意の電波なキャラが出てくることはなく、脇の面々が賑やかに温かく話を盛り上げてくれるのもいいなぁ。ただ、藤木の性質が女成分多めに感じられて個人的にちょっと微妙だったけど(笑)
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nono2018/08/0918ネタバレありBL。本棚整理の為に再読。「ブルーサウンド」シリーズ第1弾。高校時代からの恋人だった嘉悦に、敢えて別れの言葉を投げつけた過去を引きずる藤木。その彼と再会した藤木は⁉相手の事を思って身を引く、そして再会という定番のお話でしたが、そこは崎谷先生ですれ違いが切ない話に。しかし先日読んだ「ラブスクエア」と馴れ初めはほぼ被る^^それでも「ブルーサウンド」というお店を中心に登場人物の織り成すドラマが好きなシリーズ。今回も大人の後悔と甘い仲直りがこってりと。楽しく読了。
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まふぃん2015/10/2515そこそこページ数あったけど読み進められました。シリーズ一作目。10年前の作品らしくトレンディードラマ風でした。
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かんちゃん@令和ヽ(*゚∀゚*)ノ2018/10/1914ネタバレありかなり前にこのシリーズのどれかのCDを聞いて集めたまま放置してた(^^ゞ シリーズ1。積読崩し。「嘉悦」高校の先輩、良家の次男坊でエリートリーマン×「藤木」高校の後輩、湘南カフェの店長。10年前に嘉悦の将来を考え藤木から一方的に別れた2人。お互いにずっと忘れられず、10年後に藤木の店で偶然再開、体の関係を続けるふたりだったが…。 なんかすっかりオチは見えてるんだけど、なぜだかちよっと切なくなってしまった(^^ゞ てか、人の話はちゃんと聞こうね。笑 分かってるふりはだめですよ(^^;)
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