稀色の仮面後宮 ニ 海神の贄姫はすれ違う想いを繋ぐ

発売日 : 2023/04/14
偽りだらけの後宮で人を信じ続ける珠蘭。その真心は人を動かして――
 董珠蘭(とう しゅらん)は一度見たものは忘れない。その抜群の記憶力を生かして後宮の事件を解決し、不死帝となった兄の助けとなっていた。
 そんな折、故郷から不漁による減税の嘆願がきたことを知る。
 贄姫だった自分が逃げ出したせいかと気にかかり、不死帝の隠し子である劉帆(りゅうほ)の視察に同行することに。
 しかしそこで、珠蘭と劉帆は聚落の者たちに捕らえられてしまう。そこで知ったのは、国に仇なす故郷の闇だった。
 偽りに満ちた後宮で、珠蘭の人を信じる行動は波紋を広げていき――後宮ミステリー待望の第二巻。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040748047

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

富士見L文庫の新刊

  • 生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    神様との花嫁契約を破棄!? 生贄乙女と龍神様の、溺愛すれ違い婚礼語り。
    唐澤和希 (著者) / 桜花舞 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 仙華繚乱 女仙、転じて医官となる
    仙華繚乱 女仙、転じて医官となる
    「白芳国の華」と呼ばれた公主は一度死に、仙になった
    秋良 知佐 (著者) / 七原しえ (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 青薔薇アンティークの小公女 5
    青薔薇アンティークの小公女 5
    妖精公爵家の因習がローザを襲う―― 人気シリーズ、堂々の完結巻!
    道草家守 (著者) / 沙月 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 男装姫は、鬼の頭領の執着愛に気づかない
    男装姫は、鬼の頭領の執着愛に気づかない
    誇り高い男装姫と、宿敵の美しき鬼。甘く、切ない、極上の和風ロマンス。
    日部星花 (著者) / 氷堂れん (イラスト)
    発売日: 2025/06/13
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます
    日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます
    家賃2万円の京町家。三食付き。同居人は紳士的な「パンダさん」
    麦野 ほなみ (著者) / しらまめ (イラスト)
    発売日: 2025/06/13
    富士見L文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • 坂城 弥生
    2023/04/28
    秘密がどんどん暴かれていくように感じた。
  • よっしー
    2024/09/30
    こっそりと故郷に戻った珠蘭と劉帆。そこで得た情報は思った以上にきな臭いものでした。後宮に戻ってからは、新しく興翼が入ってきたり、劉帆は別の妃の元で過ごす事が増えたり…。そして、最後には隠していた人物に不死帝の正体が明らかになってしまうという展開に…。一足飛びに話が進んだように感じました。というか、この状態をどう収集つけるのでしょうか。続編が楽しみです。
  • なみ
    2023/04/17
    故郷へ視察に向かった珠蘭だったが、またもや事件に巻き込まれてしまう。 そんな中、後宮内でも怪しい動きがあって──。 明確な悪意にさらされ、誰もが疑わしく思えてきますが、人を信じることで信頼を得ながら、謎を解き明かしていく珠蘭の姿が素敵でした。 バラバラに見えていたものが、徐々につながっていく構成がすごく面白かったです。 何より、珠蘭と劉帆のやり取りが本当に最高すぎて、もう甜糖豆になりたいです!
  • tokumei17794691
    2024/03/11
    ネタバレあり
    ・最終巻の次巻の発売が近いので積読消化。序盤では、漫画版の1巻を直前に読んでいたこともあり、前巻よりは話に入っていきやすい感もした。・興翼は、中盤ではそれほど話に関係していなくて、邪魔な感じがした。終盤では、急に黒幕であることが明らかになり、展開についていけない。・珠蘭が、仕えている沈花妃に対しても、兄のことを「兄様」と言っているのは違和感がある。
  • リオン
    2024/01/24
    ネタバレあり
    2人で過ごす時間が減って寂しいと感じている珠蘭、珠蘭と興翼の距離感に複雑な想いを抱え微妙にすれ違いながらも嫉妬してこっそり彼女に会いにくる劉帆……どっちも好きです、最高……!直接的な言葉にしなくても伝わってくる劉帆の優しさも尊いです!!! 六賢たちの思惑もわからず読み進め、終盤にかけての怒涛の展開に情緒が破壊されそうです笑 伯姉妹の再会と別れ、そして斗尭国の魔の手……3巻楽しみです!!