鬼はたまゆら、帝都に酔う

発売日 : 2023/08/12
「怪異を討つのが私の使命だ」「来たな、死にたがり。待ちくたびれたぞ」
◆◆◆あらすじ◆◆◆

帝都軍で怪異を討伐する神宮寺彰人は、冷酷な軍人として民衆に恐れられている。
その彼に《千鬼の頭目》と呼ばれる鬼――嵐花の討伐命令が下った。
嵐花は絶世の美貌と強大な力を持ち、帝都中で騒ぎを起こすが、気まぐれに人助けもし、どこか憎めない。
そんな嵐花に彰人は無意識に惹かれてしまい、この鬼を討つことは正しいのか、と苦悩し始める。
迷いつつも軍人として任務を果たそうとする彰人。
だが鬼を討つ術には彰人自身の命が必要で……!?

孤高の軍人と美しき鬼。桜舞う帝都の追走劇、ここに開幕――!

◆◆◆登場人物◆◆◆

◆神宮寺彰人(じんぐうじあきひと)
帝都軍陰陽特務部少尉。
当代随一の術者で、怪異討伐のためなら容赦がないと恐れられている。

◆嵐花(らんか)
《千鬼の頭目》と呼ばれる伝説の悪鬼。
帝都中で騒ぎを起こすが、どこか憎めない一面がある。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040749990

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みんなのレビュー

  • なぎ
    2023/08/19
    ネタバレあり
    とにかく主人公の彰人が堅物な上に真面目一直線なキャラだったので、陽気でどこか憎めない嵐花との組み合わせが丁度よい塩梅でバランスのとれた良いコンビでした。嵐花の行動を観察していく内に本当に嵐花は悪鬼なのかと苦悩しながら自分の行動に迷いが出てしまう彰人の複雑な葛藤が丁寧に描かれていました。マスコット的な子狐が可愛かった。特典の小説もファンとしては嬉しい限り。彰人が嵐花に刀を預けたということは最終的に仲良くなったんだなと想像を膨らませることにします。
  • 色素薄い系
    2024/02/05
    式神にした子狐が可愛かった。空気読めない所が特に(笑)彰人にとって妖は全て悪でないといけない、という偏った考え方を壊してくれた嵐花とはこれからどういう関係になっていくのだろうか。感謝を素直に伝えた事を茶化されそれ(恥)を無かった事にすべく斬りかかるのは距離が近くなった証拠なのかな。でも真剣に言ったこと茶化されたらキレるのは分かるから嵐花が良くなかったと思うよ。
  • さーさん
    2023/10/13
    ネタバレあり
    怪異を討伐専門の帝都軍人・神宮寺彰人に200年の封印から目覚めた美しき鬼“千鬼の頭目”の討伐命令が下る。しかし自由気ままな鬼・嵐花が人を手助けする姿に心惑わされる和風ファンタジー。怪異らしく人を脅す一方で、気に入った相手には情をかける嵐花の奔放ぶりは爽快だった。命を糧に怪異を祓う神刀を与えられた彰人は軍人の見本のような頑なさで、垣間見える善人ぶりがあまりに生きにくそう。大筋としてはありきたり。勢いはあるのでさらりと読めた。式神になったきつねのゆる~い口調が癒し。
  • 2023/09/15
    ネタバレあり
    帝都軍で怪異を討伐する彰人に「千鬼の頭目」と呼ばれる鬼・嵐花の討伐命令が下った。だが鬼を討つ術には彰人自身の命が必要で…。嵐花の帝都中で騒ぎを起こすけど気まぐれに人助けもするっていうのが私的に苦手なやつでちょっと読むのがしんどかった。特に三章は嵐花にイラッときてしまいました。たぶん私は彰人に入れ込みすぎてる。四章はよかった。彰人の式神になったこぎつねが可愛かったです。
  • はじめ
    2025/04/12
    同作者さんの他作と同じく、ベタなほっこりストーリーで、あまり意外な展開はないんだけど、そのベタさがやっぱり好きだ~。またこぎつねも出てきて、可愛い成分もばっちり笑 個人的には妖狐執事の次に好き。寿太郎の話と、嵐花のキャラクターがよかった。こぎつねの存在は、妖狐執事とつながるのか?今後が気になる。