火鍛冶の娘
発売日 :
2023/08/24
大人気児童書作家、廣嶋玲子が贈る、本格和風ファンタジーの傑作!
古代日本。火鍛冶(ほかじ)の匠を父に持つ少女、沙耶は、
父のような火鍛冶になるのが夢だった。
しかし里には、女は鉄を鍛えてはならないという掟があった。
そこで男と偽り、父が病で逝った後も鍛冶を続けていた沙耶だが、
そんな彼女に意外な依頼が。
それは麗しの王子の成人の祝いに、剣を鍛えてほしいというもの。
沙耶は夢中で鍛えるが、その剣は恐ろしい魔剣へと変貌し……。
少女の夢と挫折、そして冒険を描いた傑作和風ファンタジー!
【登場人物】
■沙耶(さや)……天才的な鍛冶の才能を持つ少女。男と偽って鍛冶の匠を目指す。
■阿古矢王子(あこやおうじ)……伊佐穂の国の第一王子。驚くほどに美しい。
■加津稚王子(かづちおうじ)……第二王子。武に秀でた、茶目っ気のある青年。
■護足(ごたり)……武人。沙耶のもとを、剣の製作を依頼しに訪れる。
父のような火鍛冶になるのが夢だった。
しかし里には、女は鉄を鍛えてはならないという掟があった。
そこで男と偽り、父が病で逝った後も鍛冶を続けていた沙耶だが、
そんな彼女に意外な依頼が。
それは麗しの王子の成人の祝いに、剣を鍛えてほしいというもの。
沙耶は夢中で鍛えるが、その剣は恐ろしい魔剣へと変貌し……。
少女の夢と挫折、そして冒険を描いた傑作和風ファンタジー!
【登場人物】
■沙耶(さや)……天才的な鍛冶の才能を持つ少女。男と偽って鍛冶の匠を目指す。
■阿古矢王子(あこやおうじ)……伊佐穂の国の第一王子。驚くほどに美しい。
■加津稚王子(かづちおうじ)……第二王子。武に秀でた、茶目っ気のある青年。
■護足(ごたり)……武人。沙耶のもとを、剣の製作を依頼しに訪れる。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784041137932
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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もと2024/07/0937ネタバレあり101 ★★★☆☆ 【KU】女が触れると鉄は弱くもろくなる。鍛冶場の神は血を嫌う。男と偽り父の跡を継ぎ、鍛冶場で鎚を振るう沙耶。どうして沙耶は魔性の剣を鍛えてしまったのか不思議だったけれど、なるほどねぇ~と納得のいく内容でした。歪みね。沙耶が鍛えた魔性の剣を授けられた伊佐穂の王子、そして王子の秘密。王子の秘密が明かされて俄然面白くなりました。200頁と頁数が少ないので足早に話は進むのだけれど私の予想は全て外れる展開で面白かった。影が薄い存在もあったけれど登場人物達が魅力的だったのも心地良い読後感だわ。
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ぽろん2023/09/1333ネタバレあり父の様な火鍛冶になる事が夢だった少女。しかし、女には許されない掟が、、、。男前な娘が掟を乗り越えて、神様まで味方につけて手に入れる。さすが廣島さん。一気に読了。面白かったです。
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ひさか2023/10/30282011年3月角川書店刊。加筆修正して2023年8月角川文庫化。16歳の佐那は父から受け継いだ鍛冶の技術で剣を作るのだがそれが魔剣へと成長し…。という冒険ファンタジー。単純な展開で、面白みは少ない。ラストで語られる父と暮らした国への帰還とその後の営みが続く佐那一族の話が感慨深く楽しい。
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りー2023/12/1722むむむ。どこかで見たお名前だと思ったら、甥っ子ちゃんが大好きな「銭天堂」シリーズの作家さんではないか!古代ファンタジーとのことだけれど、ジェンダー関係がテーマになるのかな?と。女性が禁忌とされているものって、いつから禁忌になったのか?今回は刀鍛冶の女の子が主人公だったけれど、他にも沢山ある。性的分業…っていうか、女性蔑視の視点が入ってきたのって、渡来系の人たちが儒教を持ち込んだのが1つ大きな理由なら、その前はどうだったんだろう?お話自体はさらっと読める感じでしたが、問いが残りました。
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honoka2023/08/3021ネタバレあり分かり易くてサクサク読了。第二王子が最初から正しく賢い人なので絶対絶命なクライマックスも安心感すらあったのはいいのかな。第一王子には良い意味で騙されたわ。
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