不遇の王子と聖獣の寵愛
発売日 :
2023/09/01
封印された聖獣×冷遇される第一王子
第一王子でありながら家族からも冷遇されてきたフィンリィにとって、心を許せるのはカイと名付けた白銀の獣だけであった。だがある時、聖獣が治める平和な土地を先祖が侵略し、力を奪い取ったことを知る。美丈夫へと姿を変えたカイこそ、かつて先祖に封印された聖獣であり、突出した陽の気を持つフィンリィは知らず封印を解いていたのだ。償いのためにも力を取り戻す手伝いをするフィンリィに対し、カイは「――離れたら、俺が生きていけない」とフィンリィを甘やかし…?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 792円(本体720円+税)
- ISBN: 9784041140567
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
-
ハル2023/09/0219ネタバレあり瞳の色が違うせいで第一王子なのに不遇なフィンリィ。13歳の時に見つけ「家族」になった4本足のカイ。外では仮面をかぶるフィンリィだけどカイの前では表情豊か。実の父母、弟や宰相の仕打ちがあまりに酷くて不憫で不憫で仕方ない😭カイが実は自分の祖先が国を乗っ取って閉じ込めていた聖獣と分かり… 人型になれるカイのフィンリィへの態度の甘さ💓カイの気持ちにどう応えたらいいか悩むフィンリィ。でもカイと思い通わせ抱かれて本当の「家族」となり国を取り戻す👍父母弟と宰相の追放にスッキリ✨電子SSのカイ視点も良かったです🥰
-
アッちゃん2024/03/1118ネタバレあり作家さん買い。本来なら次期国王の第一王子が本当に不憫よ〜。王族の家族からも国民からもはじかれてたった1人。「家族」を知らない王子がこの国では珍しい四足の獣を家族にして心を護るしかなかった。その獣が実はこの国がある大陸の本当の統治者で聖獣なわけだけど、囚われの身から、聖獣攻めが王子の本当の「家族」になるお話。御伽噺風味で健気で賢い王子と、優しく寄り添い続けてくれた聖獣攻め面白かったです。がしかし、殺生ができない聖獣攻め…ザマァがやっぱり御伽噺でヌルイのが残念。あ〜続きが読みたい。
-
きょん2023/09/2315聖獣×第一王子。受の祖先たち侵略者に騙され力を封じられてきた攻が主に人間側ので愚行で解放され、周囲から厭われている受と共に暮らすことで支え合うのが良かった。しかし、生活物資を支配した獣人族から貢がれるだけってどう考えても経済基盤が不安定すぎて心配にならないんだろうか?あっさり王位を奪い返され追放される展開もちょっとお伽噺っぽい感じだった。
-
ハル2023/10/1113ネタバレあり<再読> 聖獣カイと「家族」になるフィンリィのお話💓貫井先生の書かれる不憫受けが好き‼︎ 健気で芯が強くて攻めに溺愛される🥰良き👍⭐️
-
もきゅ子2023/10/0113ネタバレあり面白かった。世界観が面白い。冷遇されて孤独な王子様受けが謎の獣を拾って、今日からお前は僕の「家族」だからねと傍に置く。その獣の正体は封印されていた聖獣で、受けが今まで習ってきた建国史が嘘デタラメだったと発覚するシーンが凄くワクワクして楽しかった。攻めはずっと獣の姿で受けとひっついて暮らしていたので、人の姿をとれるようになってからも同じように受けにぴっとりひっついて受けを甘やかしているのが萌えた。受けを膝に乗せて後ろからハグする体制が基本ポジション。
powered by
レビューをもっと見る