ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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凜音2023/08/039ネタバレあり読了 ある夏の日、主人公:雅人は研究員の叔母からとんでもない事を頼まれる。 その内容は人工生命体「ホムンクルス」の少女の面倒を見る事。サクラと名付けた少女と過ごす夏休み。 夏の思い出は鮮明で色濃くそして、楽しい日々はあっという間に流れていく…家族モノのSF夏物語。 これまたいい作品でしたね… 「ホムンクルス」の少女という部分でかなり重さを感じていたのですが、物語の運びとしては温かな家族ものであり驚きました。過去になにかを抱えているように思える雅人。彼がサクラとの出逢いと過ごした時間によって次第に蓋をした
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T2020/04/284高校生の雅人は一学期最終日にオカルト研究員の叔母からある依頼をされる。依頼の内容は、夏休みの間ホムンクルスの少女を預かること。少女との生活を通じて雅人は、自身が無意識のうちに忘却していたとある過去を呼び覚ます。これは、雅人とホムンクルスの少女との一夏のセンチメンタル・ファンタジー。雅人や彼の双子の従妹である美咲、美幸とホムンクルスの少女・サクラが過ごしたさりげない日常と雅人とサクラの関係性が輝き、雅人とサクラの交流の結末に感傷的になる。そんな綺麗だけど切ない一夏の物語でした。
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Makos2011/06/242たまにはこういう作品読むのもいいな、と。内容もボリュームも申し分なしでした。
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永山祐介2005/01/282切ない後味の、綺麗なお話でした。こういう話大好きです。
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みょん!2017/12/10110年ほど前に読んだことを思い出して再読。 前も読んだときにめっちゃ泣いたのを覚えてましたが、今回も変わりませんでした。花火のシーン当たりから目から汁が止まらなくてダメです。 サクラの変化が可愛らしいのは当然として、脇を締める美咲と美幸のふたりがいい味を出しているのですよ。ふたりが対照的だからこそ、それぞれの視点でサクラに影響を与えていて、登場人物の全員がサクラに繋がっていて、逆もまたしかりで。 最初からを思い浮かばせる最終盤とか、本当好きで胸が詰まってあったかくてたまりません。
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