いずれ傾国悪女と呼ばれる宮女は、冷帝の愛し妃

発売日 : 2023/10/25
全てを奪われ追放された元公女は後宮で返り咲く――後宮シンデレラロマンス
 不吉の象徴と忌まれる白髪を持つ、林王朝の公女・紅玉。ある日彼女は、反乱で後宮を焼け出され全てを失った。
 それから五年――紅林と名乗り、貧しい平民暮らしをしていた彼女は、かつて反乱を起こした現皇帝・関ショウ(※)の後宮に入ることに。公女時代の知識を使い、問題だらけの後宮で頭角を現す紅林は、変わり者の衛兵にまで気に入られてしまう。だが彼の正体こそ、後宮に姿を現さない女嫌いと噂の冷帝・関ショウで……。
 互いの正体を知らない二人が紡ぐ、新・後宮シンデレラロマンス!

(※関ショウ:「ショウ」は「王へんに召」)

《登場人物紹介》
◆紅林
前皇帝の娘。正体を隠し、ただの宮女として静かに生きようとするが、
後宮の問題に巻き込まれては解決してしまう。

◆関ショウ
翠月国の若き現皇帝。冷帝と畏れられるが、実際は情に厚い青年。
とある理由から後宮に立ち入ろうとしない。

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

メディアワークス文庫の新刊

  • 神様の御用人 見習い
    NEW
    神様の御用人 見習い
    神様にだって願いがある! 神様と人の温かい絆の物語、待望の新シリーズ!
    浅葉なつ (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
  • きみが死んだ八月のこと
    NEW
    きみが死んだ八月のこと
    謎とともに解けていく、この感情の行く先は――
    野宮 有 (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
  • 公爵家の長女でした
    NEW
    公爵家の長女でした
    これは、自分らしく生きることにした「公爵家の長女」だった私の物語。
    鈴音 さや (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
  • 旦那様、ビジネスライクに行きましょう! 下町令嬢の華麗なる身代わりウェディング 3
    NEW
    旦那様、ビジネスライクに行きましょう! 下町令嬢の華麗なる身代わりウェディング 3
    下町令嬢に最大の危機到来!? ウェディング・ラブコメディ第3巻!
    時枝 小鳩 (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
  • 転生厨師の彩食記 異世界おそうざい食堂へようこそ! 2 上
    NEW
    転生厨師の彩食記 異世界おそうざい食堂へようこそ! 2 上
    美味しい食堂、再び。中華転生お料理譚・第2弾!
    桂 真琴 (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫

みんなのレビュー

  • 合縁奇縁
    2024/01/18
    ネタバレあり
    『全てを奪われ追放された元公女は後宮で返り咲く――後宮シンデレラロマンス』不吉の象徴と忌まれる白髪を持つ、林王朝の公女・紅玉。それから五年後。反乱で全てを失った公女は紅林と名乗り平民暮らしをしていたが、かつて反乱を起こした現皇帝・関玿の後宮の宮女となる。互いの正体を知らない二人が紡ぐ、新・後宮シンデレラロマンス!亡国の公主が新王朝皇帝の寵妃になるまでの話。翠月国では、古来、白髪の女性は不吉とされ、後宮でも窃盗や毒物事件が起こる度になんの根拠もなく紅林のせいにされ、謗られます。目立たないように過ごすつもりが
  • 坂城 弥生
    2024/08/02
    紅林の聡明さや優しさが素敵でした。
  • よっち
    2023/10/27
    ある日反乱で後宮を焼け出され全てを失った林王朝の公女・林紅玉。不吉の象徴と忌まれる白髪を持つ彼女が、後宮の宮女となる中華風後宮ミステリ。五年後、紅林と名乗り貧しい平民暮らしをしていた彼女が、数奇な運命の巡り合わせで後宮に入り、変わり者の衛兵に扮した現皇帝・関玿と一緒に、後宮内の女人を使った妃嬪たちからの窃盗や宴での毒の混入といった事件の謎を、公女時代の知識で鮮やかに解き明かし真相に迫る紅林。一連の事件は過去の因縁や思わぬ真相にも繋がって、シリアスな展開の結末は意外にも微笑ましい感じでなかなか良かったです。
  • かなで
    2023/11/17
    ネタバレあり
    革命が起こり、皇帝だった父と貴妃だった母と死に別れた公主の紅玉。父にさえ疎まれた白髪は、その後の流浪でさえ受け入れられることはなかった。五年が経った頃、革命の主であり、現皇帝である関玿の後宮が開かれる中、妓楼で働いていて名を変えていた紅玉(紅林)は、後宮へ宮女として売り飛ばされる。そんな中、後宮では失せ物が頻発していた。→タイトルにいずれ傾国悪女とあるが、すでに傾国の悪女は存在していたし、紅玉はそれのせいで疎まれていたので、いずれの意味が分からないまま…。呻き声などが特徴的。恋愛要素は深め。続きは読まない
  • nishiyan
    2023/11/27
    ネタバレあり
    革命で滅亡した前王朝の公女・紅玉。紅林と名を変え、市井で暮らすこと五年が経ったある日、現皇帝の後宮に宮女として入ることになり…という後宮ロマンス。不吉の象徴とされる白髪だったために苦労を重ねてきた紅林。目立たないように過ごすつもりが、変わり者の衛兵こと皇帝の関玿とともに公女時代の知識を使って後宮での問題を解決する様は面白い。事件が二人の距離を縮めるところは王道展開でお互いの立場を乗り越えてというか、関玿が強権を発動するラストは若干、引いてしまった(笑)。紅林の苦労は始まったばかり感が半端ない読後感だった。