三傑のサッカーは世界を揺らす!

発売日 : 2023/10/30
これは、天才と天才が出会うところから始まるサッカー神話
佐田明は人に言えない秘密を抱えている。頭のなかに別の人間“ヤマヒコ”の声が聞こえるのだ。明るくほがらかな“ヤマヒコ”はすこぶる耳がよく、感覚を共有している明もまた音で情報を拾えるようになっていた。ある日の球技大会。サッカーに出場した明は音の情報を使ったパスワークで、クラスを決勝まで導いていく。決勝の相手は『日本サッカーの救世主』と呼ばれる天才ストライカー滋賀槍也がいるクラス。滋賀をも躱すキラーパスで優勝を決めた明は、槍也から興味を持たれてしまい――天才と天才が出会う所から始まるサッカー神話、開幕!
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 792円(本体720円+税)
  • ISBN: 9784047376717

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みんなのレビュー

  • よっち
    2023/10/27
    頭のなかに別の人間ヤマヒコの声が聞こえる中学生・佐田明。中学最後の球技大会のサッカーで、『日本サッカーの救世主』と呼ばれる天才ストライカー滋賀槍也と運命の出会いを果たすサッカー小説。耳のいいヤマヒコの音の情報によるサポートを受けて、決定的な仕事をしたことで槍也から興味を持たれたアキラ。槍也のために動く双子の妹・琴音も巻き込まれて、槍也と一緒にプレーした野良試合で次第に順応していったアキラに抱いた確信。普通ならありえない決断までして同じ高校に進んだ彼らが、これからどんな旋風を巻き起こすのか今から楽しみです。
  • わたー
    2023/11/13
    ★★★★★面白かった。頭の中に「ヤマヒコ」と名付けた存在を抱え、聴覚のみ共有する佐田。中学の球技大会でヤマヒコと協力した結果生まれた類稀なるパスワークが、「日本サッカー界の救世主」と呼ばれる天才ストライカーの滋賀の目に留まったことから、やがて彼とともに「三傑」と呼ばれる伝説的な選手へと成りあがる物語。ラノベでサッカーを題材にするのはかなり珍しかったのだが、なかなかどうして熱い物語が展開されていてすっかり魅了されてしまった。特に、チームプレイのために意識的にストライカーの天性の感覚を殺していた滋賀に対し、
  • こも 旧柏バカ一代
    2024/07/19
    ちょっとサッカーを齧っただけで中学3年になっている主人公。そんな彼には秘密があった。彼の頭の中にもう1人が居た。その彼をヤマヒコと呼び、共存していたがサッカーの試合で有用性を知りトップ下からスルーパスを連発した。それを見たU15の代表に選ばれている滋賀が惚れ込んでしまった。それから滋賀は主人公にサッカーをやろうと誘うが、本人は受験勉強を理由に断る。それでも何とか主人公を引っ張り出してサッカーをすると、やっぱり彼は凄かった。さらに代表でも無理だった滋賀の守備陣裏への飛び出しにドンピシャに合わせる事が出来た。
  • なみ
    2023/11/06
    声だけの存在、“ヤマヒコ”を頭の中に持つアキラは、中学の球技大会のサッカーで、日本代表の槍也に才能を見出だされる。 三傑の活躍が語られる節が挟まっているため、現在と未来が相互に干渉し合って、とてもワクワクしながら読むことができました。 キャラクターがそれぞれ魅力的で、サブキャラの相田や千葉も丁寧に描かれているところが良いです。 もちろん、サッカーのシーンも楽しかった。アキラから槍也へのパスが爽快すぎました。 三傑のもう1人と早く会いたいです!
  • のれん
    2023/10/31
    ネタバレあり
    サッカーラノベという珍しい題材だったが、とてもうまくハマっていた。 まず描写が良い。壁パスや裏をとる視野、おまけでヒールリフトとかなり王道なパスサッカーの気持ちよさを描写している。練習試合程度しか今回はなかったのでフォメーションの解説はなかったが、ここ20年の間でサッカーをしていた読者にはかなり刺さるのではないだろうか(流石に現代だと時代遅れかもしれないが)。 そして構成がさらにピカ一。本編で登場する脇役が未来から本編をインタビュー形式で振り返るというパートが、歴史を語るようで面白い。(1/2)