紅霞後宮物語 中幕 愛しき黄昏
発売日 :
2023/11/15
「紅霞後宮物語」名脇役たちの唯一無二の人生と、小玉の「その後」の物語
「紅霞後宮物語」の名脇役たちにも唯一無二の人生があった。
死を目前にした賢恭の病床に現れた清喜は、彼と過去を語り合う。
清喜は幼い頃の自分は根暗だったと言い……。(「清喜と賢恭」)
後宮の重鎮、梅花と麗丹の初対面は険悪なものだった。梅花の知られざる過去も明らかになる。(「梅花と麗丹」)
さらに後宮を出た後の小玉のもとに、あの人が尋ねてくる。そして迎えた本当の結末とは――。
大人気シリーズ「紅霞後宮物語」名脇役たちの物語と最高の幕引きを含む、珠玉の短編集。
死を目前にした賢恭の病床に現れた清喜は、彼と過去を語り合う。
清喜は幼い頃の自分は根暗だったと言い……。(「清喜と賢恭」)
後宮の重鎮、梅花と麗丹の初対面は険悪なものだった。梅花の知られざる過去も明らかになる。(「梅花と麗丹」)
さらに後宮を出た後の小玉のもとに、あの人が尋ねてくる。そして迎えた本当の結末とは――。
大人気シリーズ「紅霞後宮物語」名脇役たちの物語と最高の幕引きを含む、珠玉の短編集。
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 726円(本体660円+税)
- ISBN: 9784040751610
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みんなのレビュー
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よっしー2024/06/1730これで本当に完結!と思わせてくれるお話の集まりでした。清喜や明慧といった、小玉を支えてくれた面々の懐かしい姿が見れたり、頼りになる女官であった梅花と麗丹の昔話があったり…。久しぶりに明るい雰囲気が楽しめました。小玉の最期は…個人的には無くても良かったかな。でも、幸せが分かったから良いのかなぁ…。
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もと2024/07/1428ネタバレあり104 ★★★★☆ 思いのほか面白く、読み切った満足のいく達成感を味わいました。「清喜と賢恭」「梅花と麗丹」「雯凰と明慧」「後宮と小玉」の四話、雯凰が誰なのか未だに思い出せないんだけど、シリーズ初期の頃の面白さがあり、21冊読み続けた登場人物たちへの愛着を其処彼処に感じておりました。最後の小玉の章は又もや短絡的な描写ありで、この作者は後半力尽きて雑になってしまうんだなぁ~と何とも偉そうなことを思ってしまったわ。『流蘇の花の物語』がお試し版であったけど、読まなくてもいいかなぁ~と生意気な態度でごめんなさい。
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はなりん2024/01/0320脇キャラ達の生い立ちなどが語られた巻。沈賢恭の想いがそこまでのものと思わず意外でした。最後の今も、見たかった景色なんだなぁって思えて、小玉は幸せだなぁって思いました。
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真子2024/08/1716ネタバレありいろんな人達の人生のお話。壮絶な過去もありつつ、最後穏やかに迎えられるなんて最高じゃないか。文林と小玉を駄目駄目だと分析した親友夫妻。その息子も幸せそうで良かったよ。小玉が後宮の外で幸せそうで良かったよ。幸せだった、ありがとうといえる人生、最高じゃないか。最後かどうかわからんが!
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すみの2025/04/2514ネタバレあり小玉を取り巻く人達のエピソード。宦官の『清喜と賢恭』では、かつて小玉の恋人だった清喜の兄、そして小玉の想いを知りながら仕事に徹した賢恭の話が切ない。女官の『梅花と麗丹』では肝っ玉梅花が出来た所以がよくわかったし、実は文林を遠くから見守っていたことがわかった。
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