花咲く神さまの花嫁
発売日 :
2023/11/15
現実主義女子と、長い時を生きる神さま。相異なる二人のすれ違い婚姻物語。
勤勉で、安定第一。結婚願望も持たない千景は、地方公務員試験前に訪れた神社で、銀髪蒼眼の男・秋水にいざなわれる。気づくと裏世界《月世》に連れ去られていた。
秋水によると、千景は世界を支える《命花》を育てる巫女だという。主神である自身と結婚し、花を咲かせるよう請われるが……。
「花が必要なら協力はします。ですが花嫁になる必要はないのでは?」
元の世界に帰る条件で、お仕事として巫女をすると宣言して!?
何かと噛み合わない千景と秋水。二人の思いは、やがて月世を、そしてお互いを変えていく――。
秋水によると、千景は世界を支える《命花》を育てる巫女だという。主神である自身と結婚し、花を咲かせるよう請われるが……。
「花が必要なら協力はします。ですが花嫁になる必要はないのでは?」
元の世界に帰る条件で、お仕事として巫女をすると宣言して!?
何かと噛み合わない千景と秋水。二人の思いは、やがて月世を、そしてお互いを変えていく――。
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784040752211
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
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かなで2023/12/2317ネタバレあり借金まみれの父と、そんな父に愛想を尽かして子どもを置いていった母の背中を見て育った千景は、結婚願望は一欠片も持っていない現実主義者となった。夜間大学も単位を取り終え、公務員試験を目指す中、ふと母が残したお守りを返納しようと愛媛にある神社を訪れる。そこで出会った秋水という銀髪碧眼の男に『異世界』へと連れ去られた。→結婚願望はもとい、他人に頼ることすら厭う気持ちは伝わったからこそ、周囲が探し当てた母の最期を看取る必要はあったのかな…と思ってしまった。恋愛要素は薄め。周囲の温かさを思い出す終わり方は良かった。
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はなりん2024/01/2810家庭環境に恵まれず、人に頼ることを良しとしない千景は、母との唯一の思い出の品であるお守りを返還するため神社を訪れて、そこで月世に攫われて…。攫った神様と他人を信じられない千景のジレジレなやり取り。昏明が何者か、命花とは、など謎なまま終わっているのが気になるんだけど。
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あさい2025/04/053両親のせいで結婚というものに夢を持てず、むしろ結婚というものを忌避しているまである主人公が、とつぜん異世界に連れて行かれて結婚しろと言われ孤立無援の中それでも結婚せずにどうにかなる方法を探そうとする話。レーベル的にてっきり1巻完結かと思ったら、こんな中途半端かつ結婚を視野にいれる形で物語が終わるのは意外。誰かへの愛が花が咲く条件なのかなと匂わせているものの、ちゃんと決着ついてないよなあ。ヒロインの生き方ややろうとしている方向は好きだからこそ、ラストがなんとも……。
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色素薄い系2024/05/072お…終わってなかった…結局命花を咲かせる条件や昏明は何者なんだというのが不明なまま終わった。何より千景が最初からドライな対応でみんなに対して心を許していない感じがあったのに終盤で秋水に「自分を信じてくれなかった」のが悲しいみたいに言い出して「え?理解しようと歩み寄らなかったのに自分勝手すぎない?」になって千景の気持ちがちょっとよく分からなかったんですが…
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史2024/03/142異類婚姻譚であるが、イマイチその世界観に乗り切れず……。なんかこう、スイングしないまま終わってしまった。別に苦手な内容ではなかったものの、なぜか相性は悪く……。
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