君の青が、海にとけるまで
発売日 :
2023/12/22
しんどいときに読んでほしい、切なくて暖かい、「居場所」が見つかる物語。
看護師3年目の胡麦は、医療事故の責任を押し付けられ、休職することに。
気分がどん底まで落ち込む中、
胡麦が紹介されたのは、海辺のカフェ・SESTA(セスタ)だった。
そこでは医師の唐麻から、
美味しいコーヒーとともにカウンセリングを受けられるという。
物腰柔らかな彼と話し、心が軽くなった胡麦は、
意外にもカフェで働くことに。
そこで働く個性豊かな仲間たちも、
見えない傷を抱えていると知り……。
温かな「居場所」が見つかる物語。
気分がどん底まで落ち込む中、
胡麦が紹介されたのは、海辺のカフェ・SESTA(セスタ)だった。
そこでは医師の唐麻から、
美味しいコーヒーとともにカウンセリングを受けられるという。
物腰柔らかな彼と話し、心が軽くなった胡麦は、
意外にもカフェで働くことに。
そこで働く個性豊かな仲間たちも、
見えない傷を抱えていると知り……。
温かな「居場所」が見つかる物語。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 792円(本体720円+税)
- ISBN: 9784041144084
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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相田うえお2024/12/1768★★★☆☆24125【君の青が、海にとけるまで (いぬじゅん さん)k】医師になることが当たり前という医師ばかりの米沢家一族。ところが、長女の胡麦は親の意見を聞かず、医師ではなく看護師になったことから両親と険悪な関係に。さらに病院で起きた医療事故での精神的なダメージから心の病になり休職。そんなとき新藤という先生に『セスタ』というカフェへ案内されるんです。ここ、ただのカフェではなく、その二階では心のケアをしてくれるんです。ま、そんな流れで胡麦が立ち直って強くなっていく話でした。胡麦の両親、よくないなぁ〜。
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よっち2024/02/0539医療事故の責任を押し付けられ、休職することになった看護師3年目の胡麦。気分がどん底まで落ち込む中、海辺のカフェSESTAを紹介される物語。美味しいコーヒーと共にカウンセリングを受けられるカフェで、物腰柔らかな医師の唐麻と話し心が軽くなった胡麦。ふとしたきっかけからカフェで働くことになった彼女が知る、そこで働く個性豊かな仲間たちが抱える見えない傷。様々な人々との出会いから多様な考え方があることを知り、窮屈な実家や職場の状況も客観視できるようになった彼女が、これからの自分に向き合う姿がなかなか良かったですね。
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ひらけん2024/06/239ネタバレありようやく、自分自身と向き合えたんやな。誰もが色んな悩みや苦労を抱えて生きている。どんなにコミュニケーションが高い人にも誰にも言えない悩みはある。生きていくのが辛いのは、胡麦、あなただけではないよって言ってあげたくなりました。唐麻や紀実ちゃんや健太さん。ましてや、あなたの父や母、妹にだって、色んな荷物を抱えながら生きているんやで。それに、看護師の夢を諦めた事を逃げとは思って欲しくないよ。自分で悩んで出した決断なんやから、前を向いて、新しい夢を一から見つけたらいいやんか。セスタのみんなは全力で応援してくれるよ
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色素薄い系2024/01/304面白かったです。でも唐麻の事情は分からないまま終わったし健太がなぜセスタで働いているのかも不明だったのでこの辺の補完が欲しい。カウンセリングの時だけ人格変わる理由も明かされなかったし。それ以外の人はそれぞれが抱えている傷が程度の差はあれ良い方に向かっているので良かった。胡麦が休職する決定打になった事件で看護師長の清水さんからは謝罪があったけど、自分のミスを擦り付けた府水からはなんの謝罪もないし事件以降本編にすら出て来なかったのが許せん。
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ジニー2025/07/203★★★☆☆
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