人類すべて俺の敵

発売日 : 2024/02/01
第28回スニーカー大賞の頂点 一人の少女が為、世界に仇なせ
「人類は、《魔王》によって滅ぼされるだろう」
 突如、全人類の前に降臨した神はそう告げた。  
 1ヶ月ほど前から無差別に発生した不審死により、既に八億人もの命が失われていた。《魂魄剥離》と呼ばれるその現象が、あどけない少女にしか見えない《魔王》によるものと神は言う。
 厄災を阻止すべく、人類を代表する十人の天使が選出され、《人類》対《魔王》――《聖戦》の火蓋が切られる。
 震撼する世界で、ただ独り高坂憂人だけは少女を知っていた。彼女が世界の敵に仕立て上げられ、助けを求め手を伸ばすか弱き存在であると――。
 ひとりの少女が為、世界に仇なせ。

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みんなのレビュー

  • オセロ
    2024/02/01
    面白かったですね。 人々の命を奪う魔王の正体はあどけない少女のレーヴェ。そんなレーヴェを狙う天使が神によって十人選ばれ、戦いが没発するが、その裏にとある企みがあることを知った高坂憂人は魔王の眷属となりレーヴェを守ることを決意する…。天使との緊張感のある戦いがもちろん目玉ではあるものの、異なる立場から憂人を支える幼馴染と親友の存在、そして今回戦った天使の人間味溢れる切ないエピソードがこの作品をより面白いものにしていました。
  • よっち
    2024/02/01
    無差別に発生する魂魄剥離により、一ヶ月で八億もの命が失われた人類。突如、全人類の前に降臨した神は人類は魔王によって滅ぼされると告げ、聖戦の火蓋が切られるファンタジー。あどけない少女にしか見えない《魔王》による厄災を阻止すべく、人類を代表して選出された十人の天使。そんな中で唯一人、高坂憂人だけは魔王とされた少女レーヴェが世界の敵に仕立て上げられた弱き存在でしかないと知ってしまう展開で、なかなかえげつないことを考える神もあれですけど、憂人は最後まで彼女を守り続けることができるのか、なかなか業が深い物語ですね。
  • ひぬ
    2024/10/14
    ネタバレあり
    【読み放題】神により世界の敵・魔王に仕立て上げられた少女・レーヴェとその眷属になってしまった高校生・憂人。彼女を守るために、人類の厄災であるとされる魔王を食い止めるために襲ってくる天使たちと戦う物語。かなりエッジが効いている作品です。死人は出ている訳ですが、どっち側も完全悪とは言い切れず、結局一番諸悪の根源って神じゃないですかね…今の時点では割とマイルドではありましたが、どう足掻いても幸せに終わる結末が想像できませんね…神をぶん殴れるのを心待ちにしています。
  • のれん
    2024/02/04
    ネタバレあり
    コテコテ厨二感。これぞ『エヴァ』流行時皆が思い浮かべたラノベではないだろうか。増えすぎた人類を削減するため神から選ばれた天使と魔王。魔王を守るコマとして選ばれた主人公は悪魔として世界と戦う。 でも少子化などの衰退を叫ぶ力もなくなり、総力戦でなくテロと内戦とデフォルトに怯える現代において、この構図はあまり魅力的でない。いや調味料を変えれば化けるのかもしれないが、主人公らの境遇は唯一無二とは感じられない。不遇といえばそこまでだろうが、もう少し混乱が欲しい。スニーカー大賞は読者層をどこに見ているのだろうか?
  • シノミヤユウ
    2024/02/20
    悲しむ人を放っておけない、主人公の善性に好感が持てます。 主人公VS少女を殺そうとする使徒たちの異能力バトルは、互いの譲れない想いと苦しみが衝突するヒリつくような緊張感にゾクゾク。1巻敵キャラの使徒たちに好感が持てるからこそ、全員が救われる完全無欠のハッピーエンドが見えてこない閉塞した状況に胸が苦しくなります。 敵を倒す爽快感はなく。しかし、戦いの果てに手にする、虐げられてきた少女の安寧と、誰かにとっての救いは温かい。等身大の優しさで戦う主人公が報われることを祈ってしまう、苦しくも一筋の温かさがある物語。