好きな子の親友に密かに迫られている 2

発売日 : 2024/05/31
だって私たち、両想いでしょう?
 夏休み、俺は日向晴からの誘いに抗えずに――彼女と関係を持ってしまった。だけどそんなことはお構いなしに、体育祭や文化祭と重要な学校行事が間近に迫る。罪悪感を抱えながらも行事準備に取り組む中、俺は初恋の相手・夜咲美彩から初めて一緒に出かけたいという"誘い"をもらう。しかも、二人きり。
『一緒にお化け屋敷に行ってほしいのだけれど、だめ、かしら』
 文化祭の出し物の参考にするためで、俺を誘ったことに深い意味はない。そう自分に言い聞かせていたが、これ以降夜咲はまるで恋人同士のように俺にだけ甘えてくるようになって――!?

「私としたいこと、全部しましょう? ……晴には内緒で」

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

角川スニーカー文庫の新刊

  • エロゲの悪役に転生したので、モブになることにした 2
    NEW
    エロゲの悪役に転生したので、モブになることにした 2
    なのに誰も俺をモブのままにはしてくれない
    時雨 もゆ (著) / ういり (イラスト)
    発売日: 2025/08/01
    角川スニーカー文庫
  • 男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる? 7
    NEW
    男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる? 7
    濃密ハーレムラブコメ、ドキドキの体育祭編!
    みょん (著者) / ぎうにう (イラストレーター)
    発売日: 2025/08/01
    角川スニーカー文庫
  • 高校時代に好きだった元同級生のS級美女が隣に引っ越してきた。義娘とともに。
    NEW
    高校時代に好きだった元同級生のS級美女が隣に引っ越してきた。義娘とともに。
    あの頃、好き同士だった二人―― いまはお隣同士。
    篠宮 夕 (著者) / 天城しの (イラスト)
    発売日: 2025/08/01
    角川スニーカー文庫
  • 侯爵次男は家出する~才能がないので全部捨てて冒険者になります~ 2
    NEW
    侯爵次男は家出する~才能がないので全部捨てて冒険者になります~ 2
    騎士のみならず、軍師としても圧倒的無双!
    犬鷲 (著者) / 灯 (イラスト)
    発売日: 2025/08/01
    角川スニーカー文庫
  • 人類すべて俺の敵 3
    NEW
    人類すべて俺の敵 3
    第28回スニーカー大賞【大賞】 《聖戦》は佳境へ――
    凪 (著者) / めふぃすと (イラスト)
    発売日: 2025/08/01
    角川スニーカー文庫

みんなのレビュー

  • 芳樹
    2024/06/01
    ウェブ版から展開が大きく変わり、失礼ながら、これは『化けた』なと思いました。初恋相手の美彩に対する後ろめたさを抱きながらも、晴との関係に心地よさを抱く蓮兎。蓮兎と関係を続けることで彼への愛に囚われ始める晴。そして、いつからか褒めてくれるけど「好き」と言ってくれなくなった蓮兎への気持ちを自覚する美彩。それぞれの想いが深まる、また変わっていく今回で、いよいよ泥沼の三角関係が始まった感じがしますね。そしてラストシーンにてタイトルの真の意味が分かって鳥肌が立ちました。三人の関係の行く末やいかに。続きが楽しみです。
  • よっち
    2024/06/02
    夏休み、日向晴からの誘いに抗えずに関係を持ってしまった瀬古。罪悪感を抱えながら体育祭や文化祭といった重要な学校行事の準備に取り組む第2弾。晴の方は体育祭で全種目出場に抜擢され、瀬古もその練習に参加する一方で、夜咲は文化祭の方の取りまとめをすることになり少しずつ行動がすれ違っていく三人。夜咲の孤独だった過去も掘り下げながら、瀬古を意識するようになってゆく姿が描かれる中で、晴もまた瀬古への想いを募らせていって、1巻目の結末があるからこそ今回の結末がじわじわと効いてきますね。3人の関係がどうなるのか続巻に期待。
  • 和尚
    2024/06/25
    二巻を読了、面白かったです! それぞれの視点から描かれる心情がとても良かったです、更には脇として、小田くんもとてもいいキャラしていますね。好み。 そしてそして、そんなところでそんな風に終わるのですかとなる終わり方笑 ……なるほど、理解しました、バランスですね。続きが気になりすぎますので、三巻が出る事を願いながら楽しみにしております!
  • 椎名
    2024/06/23
    いいですね、素晴らしい引き。ここまでは完全に親友である晴が優勢だと思っていたが、これで綺麗に均衡が取れた。晴は間に入ってきた側のヒロインとはいえ一巻で多くの心理描写が描かれ、主人公がその魅力に傾いていくのも納得できるだけの説得力があった。一方、思いを寄せ続けている夜咲は自身の気持ちが変化していくことに自覚しながらも、主人公の言動を待つばかりの姿を見せており、主人公がぶれてしまうことも納得できてしまうヒロインだったと思う。その着地点、否、スタート地点としてこのラストがくるのは上手い。続きが楽しみ。
  • 真白優樹
    2024/06/03
    晴に迫られ内緒で関係を結んでしまう中、イベント満載の秋に美彩も動き出す今巻。―――その先を求めるから、搦めとって捕まえに行く。 こんなにも変えられいたと気付いた。こんなにも求めていた、と分かってしまった。自分の思いに気付いた美彩が本格的に迫ってくる巻であり、蓮兎の中に芽生えていた思いも相まって、本格的に板挟みな背徳へもつれ込んでいく巻である。美彩と晴、変わらぬ好きと芽生えた好き。二つの思いに挟まれ、相手には内緒の関係をそれぞれ結んでしまい。逃れ得ぬ地獄のその先の未来とは。 次巻も勿論楽しみである。