黒猫の黄金、狐の夜

発売日 : 2024/05/31
狐に育てられた黒豹の領主×健気な狐獣人
父親の罪を背負い、身を粉にして働く狐獣人のコガネは、ある時、目の見えない猫獣人の子供を助けた。身寄りがなく記憶喪失の黒猫を「クロ」と名付け、コガネはクロを大切に育てる。クロは賢く美しい少年で、コガネはクロを学校に入学させるため目の手術を受けさせようとする。だが手術費用はあまりにも膨大だった。絶望するコガネに、医師スオウはある取引を持ちかける。たとえどのような犠牲を払ってもクロのためなら何でもしたいと願うコガネは取引に応じ、クロを王都の学校へと送り出す。離れ離れになって数年後、クロが貴族の落胤だと判明し…?

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みんなのレビュー

  • niko
    2024/09/15
    ネタバレあり
    「献身」をテーマに書かれたそうですが、献身というより自己犠牲。そして、利他的は行き過ぎると利己的に感じてしまう。相手の気持ちを鑑みず自分の思いを貫けば、結果的に相手を傷つけうるのですよね。ハピエンなんだけど、ちょっと読んでいて辛かったかなー。お気に入りはチトセ。逆はスオウ。
  • ユキモリ
    2024/08/02
    ネタバレあり
    不遇な狐獣人の少年コガネが目の見えない黒猫獣人の赤ん坊クロを拾う冒頭が切なかったなぁ。あとがきでテーマは献身とあるけれどそんな言葉では足りないくらいコガネのクロのための自己犠牲が強すぎて辛かった。多くの人がそれで助かるとはいえ個人の幸せはクロとの想い出だけなのよね。クロは一生かけてこれ以上ないくらいコガネを幸せにするしかないな。
  • 初夏
    2024/06/01
    ネタバレあり
    …良かった…。 自己犠牲がひとつのテーマになっている今作。 黒猫?×狐のおはなし。 すべて好きだけど、電子限定のSSがとても良いのでお伝えしておきます。 この物語のすべての行く先のような最高のエンディングです。
  • かんちゃん@令和ヽ(*゚∀゚*)ノ
    2024/06/01
    ネタバレあり
    献身というか、自己犠牲が過ぎる。これはこれで本当に相手を思って自分の身を削ってまで尽くすのだけど、そうされた相手の方はたまらんと思う。同じく相手を思っているのだから尚更。どちらも純粋に相手のことを愛してるだけなのに。スオウ先生の言葉もわかるよ。まー実験に使ったのは許さんが。でもそれで救われる人達がいるのもなんとも言えん。字が読めない計算が出来ないからって騙してまだまだ搾り取ろうとする村人たちも嫌だわ😫 シッポがどんどん禿げてゆくのも悲しかった。幸せの黄金の毛なのに。 幸せそうな小冊子の後日談、良かった。
  • ゆー
    2024/08/18
    泣かされました、後半の途中で涙が止まらず旅先のホテルで読んでてよかったと。新幹線じゃなくて安堵しました。献身と愛。yoco先生のイラストが欲しい場面が描かれてて読者のツボをついてる。素敵な寓話でした。