執事の本棚は騒がしい 風見七士と数奇な図書館
発売日 :
2024/08/09
本の執事と、本嫌いな青年が怪異事件の謎を解く、非日常的ミステリー!
幼少から不思議なモノが見えた大学生・旭は、作家志望のくせに読書は大の苦手。
ある日、怪異現象が絶えないと噂の図書館を偶然訪れた旭は、「本の執事」を名乗る風変わりな司書・七士と出逢う。
七士は読書が嫌いだという旭に驚き「良い本と、それに相応しい人を結ぶのもお仕事です」と一冊の小説を手渡す。けれど読書が非効率的に思えた旭が、つい小説の
あらすじを検索してしまうと、彼の周りでは奇怪な事ばかり起き始め……?
本の執事に、本嫌いな青年が助手となって怪異事件の謎を解く、非日常的ミステリー!
ある日、怪異現象が絶えないと噂の図書館を偶然訪れた旭は、「本の執事」を名乗る風変わりな司書・七士と出逢う。
七士は読書が嫌いだという旭に驚き「良い本と、それに相応しい人を結ぶのもお仕事です」と一冊の小説を手渡す。けれど読書が非効率的に思えた旭が、つい小説の
あらすじを検索してしまうと、彼の周りでは奇怪な事ばかり起き始め……?
本の執事に、本嫌いな青年が助手となって怪異事件の謎を解く、非日常的ミステリー!
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 792円(本体720円+税)
- ISBN: 9784040755397
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
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Karl Heintz Schneider2024/12/0327怪異図書館との噂のある私立歌見図書館。大学生の旭はそこで執事と名乗る七士と出遭う。旭の「視える」体質に気づいた七士は自分の助手になるよう依頼。それ以来旭は数々の怪事件に巻き込まれることに。表紙絵の人物が飛び出してきたり、登場人物が来館者に乗り移ったりゴリゴリのファンタジーではあるが登場人物が魅力的。ふだんはクールな七士にも意外に駄々っ子になるスイッチがあったり旭との会話でクスッと笑わせられたり。本から飛び出して女性に乗り移った武士には帰りたくないワケがあって、それを説得する旭との会話には思わずホロっと。
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ひぬ2025/04/0924ネタバレあり【読み放題】不思議なモノが見える作家志望の大学生・旭が「本の執事」と名乗る司書・七士と一緒にモノによって起こされる奇怪な事件を解く物語。作家志望でありながら読書が嫌いという致命的な弱点を抱える旭が七士とモノ達が起こす事件に接するにつれて徐々に成長していく展開が良かったです。七士は終始掴みどころがない雰囲気ですが、なんかノリが良くて好きです。旭の失踪している父親の件は謎なままで終わりましたが、一応綺麗にまとまってのラストでした。
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nono2025/03/069ネタバレあり図書館本。初読み作家様。雰囲気のある私設図書館を舞台に、本の執事と自称する司書・七士と読書嫌いの小説家志望の大学生・旭が、本が引き起こす様々な案件に立ち向かうミステリー。付喪神のやりたい放題に振り回される彼等には同情するものの、どうも舐めた発想の大学生に共感出来ず苦戦。残念ですがさらりと軽めに読了。
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紅羽2025/02/197怪異図書館と噂される図書館で「本の執事」を名乗る司書と読書嫌いな作家志望の大学生が本にまつわる怪異を解決し、再び本の中へ戻していく和風ファンタジー系のミステリ作品。二人のボケとツッコミのようなやり取りも楽しく、面白かったです。ただ、失踪した父親の事をもう少し詳しく説明して欲しかったかも。
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冬野2024/09/067付喪神が宿った本を管理する私設図書館が舞台の現代ファンタジー。付喪神が起こす騒動があまり可愛くない…というか明確に人に危害が及ぶレベルで少し意外だった。七士も表紙の雰囲気はミステリアスだが中身はほぼドジッ子。主役二人のドタバタぶりや関係性が某准教授シリーズを思い起こさせる…。主人公が失踪した父親を探す方法、他にあるのでは?と思わなくもない。本が嫌いなのに小説書くって可能なのかな。作中に出てくる本は架空じゃなく実在のものの方がいいのになと途中まで思っていたが、最後の章で理由が分かって膝を打った。星:4/5
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