玄冥宮の屍王

発売日 : 2024/11/25
宿命的存在の屍王と、傷を抱えた青年鬼方士。二人の出会いが世界を変える!
皇城の奥深く、密やかに佇む玄冥宮。
そこには強大な力を持ち、堕ちた神獣の欠片を狩る「屍王(しおう)」がいる。
世の平安を守る「鬼方士」の青年、潤冬惺(じゅんとうせい)は、屍王を助けよという皇帝の勅命を受け、現屍王・白玲(はくれい)を訪ねる。
初めて見た白玲は可憐な美青年で、冬惺は驚く。
しかし直後に、助けはいらぬと手酷く拒絶されてしまう。
実は白玲には一人で戦わねばならない理由があった。
そうとは知らぬ冬惺は……。
運命の二人が出会って幕を開ける、劇的中華ファンタジー!

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

角川文庫 キャラクター文芸の新刊

  • 今宵は異世界探偵事務所で
    NEW
    今宵は異世界探偵事務所で
    モブな俺は異世界で名探偵になれるのか!? 奇想天外ファンタジー!
    夜光花 (著者) / 石田惠美 (イラスト)
    発売日: 2025/07/25
    角川文庫 キャラクター文芸
  • 最後の晩ごはん さびしんぼうと大きなシュウマイ
    NEW
    最後の晩ごはん さびしんぼうと大きなシュウマイ
    美味しい料理と優しい人々が織りなす大人気シリーズ、第21弾!
    椹野道流 (著者) / くにみつ (イラスト)
    発売日: 2025/07/25
    角川文庫 キャラクター文芸
  • DOPE 麻薬取締部特捜課 2 アナザー・ヴェノム
    NEW
    DOPE 麻薬取締部特捜課 2 アナザー・ヴェノム
    犯罪者になる者とならない者の差はどこにあるのか――。ドラマ化の話題作!
    木崎ちあき (著者) / 尾方 富生 (イラスト)
    発売日: 2025/07/25
    角川文庫 キャラクター文芸
  • 蜂蜜記者と珈琲騎士 ブリンディル王国事件録
    NEW
    蜂蜜記者と珈琲騎士 ブリンディル王国事件録
    新米記者と身分を隠した近衛騎士の、恋と仕事の事件録!
    綾束 乙 (著者) / 珠梨やすゆき (イラスト)
    発売日: 2025/07/25
    角川文庫 キャラクター文芸
  • 丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。 18
    NEW
    丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。 18
    ついに模倣犯の真相が明らかに!? 第六メンバー総出のシリーズ第18巻!
    竹村優希 (著者) / カズアキ (イラスト)
    発売日: 2025/07/25
    角川文庫 キャラクター文芸

みんなのレビュー

  • よっち
    2025/01/27
    皇城の奥深く密やかに佇む玄冥宮にいる宿命的存在の屍王・白玲と、傷を抱えた青年鬼方士・潤冬惺。2人の出会いが世界を変える中華風ファンタジー。堕ちた神獣の欠片を狩る屍王を助けよという皇帝の勅命を受けた冬惺が、可憐な美青年である白玲を助けようとして、手酷く拒絶されて始まった初めての出会い。実は白玲には一人で戦わねばならない理由があって、一年前に起きた惨劇も明らかにしていきながら、白玲のことを知りむしろ過保護になってゆく冬惺の変化や、繊細な描写を積み重ねて描かれるかけがえのない2人の関係性がなかなか良かったです。
  • honoka
    2025/02/13
    ネタバレあり
    「私が貴方を、救いたいのです」帯とサマミヤアカザさんカバー絵に久々にセンサーが働き衝動買い。実は「私(冬惺)」にも救われたい案件があり、そちらがやっぱそっちか〜の種明かしがありそちらの方が切なかったわ(ごめん。全く意味不よね)。絶世の美青年な「貴方(白玲)」も好ましい性格なので楽しく読了。てか前屍王も含め人より優しいと思う。
  • ひぬ
    2025/07/07
    ネタバレあり
    【電子】現世で堕ちた神獣の欠片を狩る屍王・白嶺、そして彼の補佐を命じられた鬼方士・冬惺の二人のバディもの。白玲の冬惺の退け方とか癇癪の仕方とかが第一印象と比べて存外子供っぽいと思っていたら想定外の理由あり。なんか色々な意味で酷だな…両者とも過去の傷に囚われている面があったので、互いに接するにつれてそれを払拭していく展開が良かったです。まだまだ物語的に続く余地があるのでこれは続きが読みたいな…
  • かなで
    2025/01/19
    ネタバレあり
    初代皇帝と九玄大帝の契約により産まれる屍王は、怨敵梟炎を狩る。類まれな美貌と能力を持つが、その生は人と異なり、赤子の命を奪い、生後数日で梟炎と戦う術と体格を得る。ある程度成長すれば不老となるが、その寿命は約10年ほど。そんな屍王─白玲に仕えよと現皇帝からの命令で、居住する玄冥宮に向かう冬惺─彼自身も霊力と、人ならざるものと戦う術を持つ─だったが、当の白玲に拒まれてしまう。→かなり特殊設定で覚えるのが難しいけれど面白かった。若干BL寄りなのでそこが気にならなければ中華バディものとしておすすめできる。
  • 冬野
    2025/02/24
    初読み作者さん。しっとりとした情感豊かな筆致で綴られる中華風主従ブロマンス。屍王の存在が特異で、全体的に設定の量が多いのだが、情報開示の仕方が巧くするっと読める。こういう傷を負った者同士が反発や軋轢を経てバディになっていく物語ってとても好き。心情の揺れ動きや食べ物の描写も良く、溌剌とした侍女二人はとても可愛い。シリアスな雰囲気の中にくすりと笑えるところもある。終盤若干駆け足だったかな?と感じた以外は物語世界に浸って楽しめた。状況的にここからが佳境!という終幕だったので是非とも続編が欲しいですね。星:5/5