女装の麗人は、かく生きたり

発売日 : 2024/11/29
第29回スニーカー大賞《銀賞》 最弱の少年が最強の英雄へと至る活躍譚!
 ハルピュイア、ヴァンパイア、オーガ――数多の精霊たちが集うこの国において唯一絶対のもの、それは『力』。ゆえに、ここで成り上がるには闘技者となり『力』を示さねばならない。
 血気盛んな闘技者の中で、絢爛豪華な紅色のドレスを翻し戦う一際麗しい少女――"彼"の名はリオ=カーマイン。何の能力もなく最も低い身分にある人間ながら、たゆまぬ鍛錬の経験則は未来視に迫り、その身と巨大な軍用大剣ひとつで、上位の精霊とも渡り合う! "女装の麗人"が精霊たちの常識を覆す!

「見ていてください。僕はこの大陸で一番の闘技者になります」

 これは、最弱の少年が最強の英雄へと至る活躍譚!!

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/11/29
    人類が精霊たちに従属して女性が優位な世界。成り上がるには闘技者となり『力』を示さねばならない国で、女装の麗人リオが精霊たちの常識を覆すバトルファンタジー。鍛錬の経験則は未来視に迫り、巨大な軍用大剣ひとつで血気盛んな闘技者たちに挑み、何の能力もない最も低い身分の人間ながら、上位の精霊とも渡り合うリオ。そんな際立った存在だからこそ人間を滅しようとする急進的な動きに利用されたり、人間の反乱の旗頭として担ぎ上げられそうになるわけですけど、そんな中で一度は敗れたアネルドートに対峙する熱い展開はなかなか良かったです。
  • まっさん
    2024/12/30
    ネタバレあり
    ★★★☆ 数多の精霊が集うこの国において唯一絶対のもの、それは「力」。なんの能力も持たない故(精霊たちから家畜として扱われる人間でありながら、弛まぬ努力と鍛錬の末に精霊たちが競い合う闘技場で頭角を現すリオは、ある日国内最高位の闘技大会に出場する事に。人間の未来を守る為、そしてかつて交わした呪いのごとき誓いを果たす為、彼は今日も大剣を手に取り戦いに明け暮れる… スニーカー大賞銀賞受賞作。読了後の率直な気持ちとしてはこのクオリティで銀賞作品なのかと驚いた所が大きかったです。 人間が家畜同然の扱いを受け、→
  • のれん
    2024/12/04
    ネタバレあり
    設定が大好物! 女装+奴隷種(人間)という最下層の主人公が、様々な陣営の思惑に乗せられ、乗せていくことで這い上がろうとするファンタジー。 同じ人間だからこそ理解されず、上位ではあるが別の差別を受ける別種族と交流を深める。 幾万と繰り返されるけれども、友情は身分ではなく生きざまで勝ち取る戦士物語はグッとくるものがある。 が、しかし展開がついてこない点がちらほらあった。(1/2)
  • 真白優樹
    2024/12/02
    争いの果て、位が最下位な人間種族が精霊たちに従属する世界で、女装し大剣を抱えた少年が力を示すべく足掻く物語。―――予知の仮想、舞い踊り重ねて無敵の幻想と為せ。 大剣片手に不利にも過ぎる状況の中、それでもと足掻いていく物語であり人間と精霊たち、それぞれの思惑が巡り巻き込まれながらも己の意思を貫き通す為に戦う、熱さ溢れる物語である。重ねて幻想、穿ち示すは英雄がここにいると言う事。しかし彼は鎖に繋がれる事を望む。果たしてこの調子で、少年はいつか最強の存在を墜とせるのか。 次巻も勿論楽しみである。
  • 尚侍
    2024/12/07
    面白かった。男性キャラが女装しているということでどういう世界観なのだろうと思いながら読んでいましたが、ある意味逆ハーレム的な展開だったので、これはこれでありなのかなと思いました。ただ、最後のオチについては正直わかりにくい部分があって、その後のエピソードを読むとなるほどと思わされる部分はあるもの、本文中ではどのように主人公が覚醒したのかというあたりがはっきりと描かれていなかったので、話が続くのであればもう少しそのあたりの描写というか理由付けがわかりやすくなるといいかなと思います。