死亡遊戯で飯を食う。 8

発売日 : 2025/02/25
物語は〈ゲーム〉の根幹へと進む。九十九回クリアの〈達成者特典〉とは――
尸狼に招かれ、彼女の自宅に赴いた私・幽鬼は〈ゲーム〉の世界との関連を示すとある古書を見せられた。
この業界の成り立ちについて、尸狼はどうやら私よりも多くの知識があるらしい。
それを元に彼女は取引を持ちかけてくる。
自分の持つ情報と引き換えに、来るべき〈ふさわしき時〉に、尸狼を重用してほしいのだという。
〈ふさわしき時〉とはなんだ? やつはなにを知っているというのか?
彼女の要求にどう答えるべきか迷う中、私の左腕にさらなる異変、そしてトチノキ荘には怪しい影がまたひとつ……。
あるときは深緑の森で。
またあるときは深夜のアパートで。
それでも私は、死亡遊戯で飯を食う。
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784046845566

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みんなのレビュー

  • オセロ
    2025/03/03
    今後への溜めがメイン。 とあるプレイヤーが創設し組織の〈密会〉に集まったプレイヤー達は様々な技術を使ってゲーム攻略を目指しだし。一方で次々と体に異常をきたしている幽鬼は左手に違和感を感じはじめて…。死亡遊戯もあるにはありましたが、これも含めて〈密会〉関連の話が殆ど。そんな中で死亡遊戯の先にあるものが明かされたのは驚きましたが、幽鬼のやることは変わらない。とは言えそろそろ派手な死亡遊戯を見たいところ。
  • よっち
    2025/03/31
    尸狼に招かれて彼女の自宅に赴き、ゲームの世界との関連を示すとある古書を見せられた幽鬼。物語はついにゲームの根幹へと進む第8弾。この業界の成り立ちについてどうやらより多くの知識があるらしい尸狼から、情報と引き換えに来るべき時に重用する取引を持ちかけられる幽鬼。彼女の要求にどう答えるべきか迷う中、左腕のさらなる異変、そしてトチノキ荘には怪しい影が現れる展開で、99回クリアの達成者特典なども明らかになる中、ゲームの外で上手く立ち回ろうとするキャラも出てきましたけど、緊迫感のある死亡遊戯もなかなか良かったですね。
  • ひぬ
    2025/04/23
    ネタバレあり
    【電子】新章開幕。久しぶりのゲームもありましたが、最近はゲーム外での出来事も増え、プレイヤー同士の動きが主でした。幽鬼もベテランになっているせいか、ゲームに対する緊迫感自体はあまりないのでむしろこの方向転換は良かったと思います。九十九回目のゲームクリア特典も明らかになり、少しずつ物事が明かされる反面、運営に対する謎が深まる一方です。尸狼と敵対宣言という今までの幽鬼の曖昧な態度から反転、それがどのような代償になるか気になる反面、彼女の左腕の不調もどう影響するか気になります。
  • アウル
    2025/03/08
    ネタバレあり
    99回クリアの特典報酬がついに明かされたり、デスゲームを使ってのパッケージ販売なのが出てきたり、特に幽鬼とラストの方でやり合いそうなキャラが登場したりと今後の為に色々と溜めている感じの巻だったな。幽鬼も師匠と同じく体に違和感を感じガタが来てるのを気にしだしたがそこも機械化にするのか生身のままでクリアを目指すのか気になる所よね。まあ、生身で行きそうだけれども。アパートの住人とのやり取りも良かったわ。
  • 真白優樹
    2025/06/09
    尸狼に招かれ家に向かった先、ゲームの裏側、運営の一端に触れていく今巻。―――明かされ始めた真実、その先に待つ敵対。 今まで謎だった遊戯の歴史、運営の正体にも触れ始める中、少しずつ遊戯の中で存在感を高めていく尸狼たちに幽鬼が敵対を選ぶ、新たな始まりと共に伏線が蒔かれる巻である。少しずつ不調も溜まり始める中、それでも挑み続ける遊戯の中、自身の思いも変わりゆく。自身の信念を曲げ敵を作ることを選んだ幽鬼の選択はあっているのか。どんどん不調が出ていく中、戦い抜けるのか。 次巻も勿論楽しみである。