断章のグリム 完全版 1 灰かぶり/ヘンゼルとグレーテル
発売日 :
2025/02/25
『Missing』『ほうかごがかり』甲田学人の伝説的傑作、完全版!
鬼才・甲田学人が贈る、悪夢のメルヘン完全版。
この世界の怪現象は全て、神の見た悪夢の泡である。集合無意識の海から浮かび上がった悪夢の泡は、個人の恐怖と混ざり合い、歪んだ「童話」となって現実世界に溢れ出す。
凄惨な過去を抱え悪夢と戦う時槻雪乃。普通であることが信条の白野蒼衣。二人は〈神の悪夢〉を滅ぼすため、想像を絶する物語を追い、その悲劇を解き明かしてゆく。悪夢が作り出した『灰かぶり』と『ヘンゼルとグレーテル』。その恐怖と結末は。すべての起源に迫る奇書『マリシャス・テイル』初収録の完全版。
この世界の怪現象は全て、神の見た悪夢の泡である。集合無意識の海から浮かび上がった悪夢の泡は、個人の恐怖と混ざり合い、歪んだ「童話」となって現実世界に溢れ出す。
凄惨な過去を抱え悪夢と戦う時槻雪乃。普通であることが信条の白野蒼衣。二人は〈神の悪夢〉を滅ぼすため、想像を絶する物語を追い、その悲劇を解き明かしてゆく。悪夢が作り出した『灰かぶり』と『ヘンゼルとグレーテル』。その恐怖と結末は。すべての起源に迫る奇書『マリシャス・テイル』初収録の完全版。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 1210円(本体1100円+税)
- ISBN: 9784049160079
シリーズ作品
一覧で見る
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
-
坂城 弥生2025/03/0738久しぶりに断章のグリムの世界に浸りました。
-
アウル2025/02/2414ネタバレあり電撃文庫版を読んだのは12年前か~、と感慨深くなりながら読了。灰かぶりとヘンゼルとグレーテルが合体し1冊になった事でめっちゃ分厚いw初めて読んだ時から思っていたけれども改めて読み直しても童話の解釈が面白くて好きなんよね~、そしてゾクゾクしっぱなしだわw。ほうかごがかりから甲田作品に入った人は是非ともこちらも読み進めて欲しい作品。スプーン一杯ほどのグロテスクを余すところなく楽しんで欲しいw
-
芙蓉2025/04/0210ネタバレあり電撃版既読。完全版になって再び幕が上がった「悪夢のメルヘン」灰かぶりはぼんやりと覚えていたがヘンゼルとグレーテルは読み返すまでほぼ忘れていた。イギリス人の作家ジョン・デルタが書いた「マリシャス・テイル」が新しく書き下ろされているのが嬉しい。それにしても恐怖の描写と痛みの描写が相変わらず上手い。灰かぶりのお骨上げのシーンが凄惨。ヘンゼルとグレーテルの「魔女を殺したグレーテルは次の魔女になってしまう」というのが残酷。全知全能の神が見た悪夢の泡。雪乃の断章詩がかっこいいなあー私の痛みよ、世界を焼けー
-
彼方2025/03/04101、2巻を纏めた分厚いページ数で完全版としてMW文庫で断章のグリムが復活。大人になってから読むと雪乃のうるさい、殺すわよ!が子供過ぎて微笑ましすぎるなぁ…。やや厨ニを感じる横文字はくどいものの、普通を愛する蒼衣が悪夢に巻き込まれていく過程とどうしようもない結末、破滅的な力。童話やキーワードのモチーフを考察する事象の推移、トラウマが発現するメルヘンホラーバトルは今読んでも惹き込まれますね…。灰かぶりの終盤はやっぱり…かなりグロテスクな描写が痛々しすぎてキツイのですけど、雪乃と蒼衣の関係性が本当に好きすぎる。
-
栗山いなり2025/03/299怪現象に立ち向かう者達の戦いを描いた電撃文庫で出版されたホラー小説の新装版。小説2巻分を1巻に収録しただけに大ボリュームだなと感じた。にしてもこの作品ここまでは電撃文庫版も読んでたんだけど改めて救いの無さってのが印象的(特に雪乃に関して)。ここからは未知の領域だがどうなるか
powered by
レビューをもっと見る